VAIO Liniux化プロジェクト最終段階
先月末から始まった頂き物のWindows7機のLinux化も最終段階です。
先週Pentium からIntel i5への換装が済み、かなりサクサク動くようになりました。
しかし、ハードディスクの中の状態をみると不良セクタが出始めています。これがどの程度まで問題ないのかは分かりませんが、本来はゼロであるべきでしょう。
そこでハードディスクを今流行のSSDに換装する事にしました。
以前は結構高額なSSDでしたが、今では500GBでも9000円を切る程で手に入ります。
早速、調べ始めましたが、コネクタはハードディスクと同じなんだろうか? 取り付ける為のブラケットはどうなんだろうか? Linux 側からフォーマットも出来るんだろうか? といろいろと分からない事ばかりです。
500GB SSD とハードディスクケース購入
いくら考えていても仕方ないので、SanDisk の500GBのSSDを注文しました。値段は9000円を切っていましたから標準値なのでしょう。ついでに取り外したハードディスクも使えるようにしようと思い、ハードディスクケースも購入しました。SATAのディスクを2つ挿せるようになっていて、デュプリケーター機能により、片一方のディスクから、もう一方のディスクにクローンディスクを作る事が出来るようになっていました。
当初は、もともと付いていたハードディスクからこれを使い、SSDのクローンを作る予定でいました。
しかし、不良セクタが出てきているディスクからのクローンではどうなるのか心配もあります。最終的にはクローンは止めて、またいちからインストールする事にしました。
ハードディスクからSSDへ換装作業開始
SSDが届いたところで、早速ハードディスクからSSDへの換装作業を始めました。前回のCPU交換に較べれば、今回はVAIOの裏に付いている足の部分を外すだけで何とかなるようです。
この足は4本のネジで止まっているだけなのですが、足が本体にかなり強力に食らいついていて、そうそう簡単には外れません。
ここはCPU交換時にも一度やっていたので、思いっきり力を入れて引っ張って外しました。
これを外すとハードディスクはドンピシャその下にあります。金属カバーに覆われているので、このカバーごと本体から取り外すとハードディスクは外れます。
電源とSATAコネクタを外、金属カバーからハードディスクを取り外します。
この金属のカバーにSSDを取り付ける事になりますが、これに合わせたアダプタは購入していません。ノートパソコンならしっかり固定する必要はあるのでしょうが、デスクトップなら簡単な固定でも良いだろうと、ここは一番簡単な両面テープ固定方式でいきます。結構ガッチリ固定されて、そうそう簡単には外れそうもありません。
あとは固定して、コネクタを接続して足を取り付ければ完了です。
Linux Mint Cinnamon のインストゥール
さて、準備完了。DVDで作ってあったLinux Mint Cinnamon 19.3 のインストゥールディスクで、3回目のインストゥール作業を開始です。
3回目ともなれば慣れたもので、まごつく事もなく、一気にインストゥール完了。
さて、初回の起動、どれ程のスピードで起動するのか!!
一旦シャットダウンして、電源オン。
お、早い!!
デスクトップ画面が出るまでは結構な早さです。そこから入力受け付けるまでの時間もかなり短く、これまでWindows7で使っていた時に較べると格段のスピードアップで、これならストレスも感じる事無く快適に使えそうです。
VAIOのlinux化 完了!!
取り外したハードディスクは以前から外してあったPowerMacG4のハードディスクと一緒に今回購入したハードディスクケースに入れて使っていますが、ハードディスクの転送スピードをベンチマークアプリで調べるとその遅さに愕然としてしまいます。
SSDもパソコンのCPUを換えたといっても10年前のCPUですからSSDのベンチマークも300MB 程度ですが、この数字を今使っているi7搭載のMacbook Proのベンチマークの数字と較べるとこちらは2400程度まで跳ね上がります。
流石に新しい機種ではSSDのスピードを十分に出せているのでしょう。
一方、取り外したハードディスクのベンチマークでは30MB台の数字しか出ません。
でも、数字だけ見ると凄い差なのですが、実際の使用感ではそこまでの差は感じないと言うのも不思議。
頂きものの古いパソコンも現在でも十分使えるレベルになりました。それに2023年まではサポートがあるというのですから、3年程は安心して使えそうです。
この2週間、昔に戻ったような気持ちでパソコンの改造?に夢中になれました。
Macbook Proを開くより、古いVAIOの前にいる時間の方が長くなってしまっている今日この頃です。
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