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2023/01/04

Affinityが2にバージョンアップして進化

Affinityシリーズが2にバージョンアップ

2020年にAdobeのIllustratorに変わるソフトを探していた時にAffinityシリーズを知り、それ以後ずっとAffinity Publisher Photo Designerを3点セットで使って来ました。何と言ってもサブスクリプションアプリでなく、買い切り型のアプリなので維持経費がかからないのがいいです。

機能的にも自分が使う分には十分なレベルでこれ以上高機能であってもとても使いこなせません。 このAffinityのアプリ3つが昨年バージョンアップして、2になりました。

バージョンアップで期待していた日本語の縦書きでしたが、残念ながら今回のバージョンアップではこれは実現していませんでした。 しかし、縦書きが必要になる場面はそれ程有るわけでも無いので、それほど深刻な問題点にもなりません。 Affinityのアプリで縦書きを実現する為にVertという縦書き用書体が3種類(明朝、ゴシック、きろ字)があるので、これを使えば一応は縦書き文書も作成できます。 ただ、最後に文字列を90度回転させる必要がありますが、巷で言われているような、1文字1文字リターンキーを打たなくては出来ない、という事はありません。

起動早い!

バージョンアップされて一番感じるのは起動時間です。 これまではパソコンの電源オンからの初回起動に限ってはその起動にかなり待たされましたが、バージョンアップされた2ではそのような事もなく起動は早いです。

もしかしたら、これはOSのバージョンアップ、またパソコンが新しくなった事による改善なのかもしれません。

一昨年春から地元向けのミニコミ誌を発行していますが、メインはAffinityPublisherで写真はPhoto そして小物パーツはDesignerと、旨く3つのアプリが絡み合いながら進める事が出来ています。 以前発行していたミニコミ誌の時は、同じ事をAdobeのPhotoshop Illustrator inDesign でやっていましたが、全てサブスクリプションソフトになってしまい、とても個人が使い続けるには厳しいものがありました。
今、AdobeからAffinityへの乗り換えはかなりの数になっているのではないでしょうか。個人ユースには丁度手頃な機能と値段。

これらもそのうちにサブスクリプションソフトになってしまうのでしょうが、それは出来るだけ先の話になって欲しいものです。

2021/08/28

Affinity Publisher でミニコミ誌発行

27インチと21インチのデュアルディスプレイ環境での編集作業です。これは便利です。

英国 Serif社の Affinity Publisher を使って、以前発行していた地域のミニコミ誌を復刊して、はや4ヶ月。その間に5つの号を出し、まぁまぁの滑り出しです。

 以前使っていたADOBE社の inDesign Illustrator は経費も掛かりいつも金欠の自分にはとても使えないのでAffinityの3アプリ(Publisher  Designew Photo )を使っての発行となりました。自分のレベルではこれで十分です。

まして紙媒体の印刷したものを配布する訳では無く、デジタルpdfファイルでの配布なので、印刷レベルは関係ありません。

初号こそPC版とMobile版の二本立てにしましたが、pdfファイルなのでhtmlやCSSを使っての端末の画面サイズによってレイアウトを変えるレスポンシブデザインと言う訳にも行きません。
100号までの発行を第一目的とすれば編集作業は出来るだけ簡略化したいところです。 そんな訳で復刊第2号(通算54号)からはMobile版一本にしました。 

デジタルpdfファイルということで、ネット上のあらゆる場所へのリンクも埋め込む事が出来、YOUTUBEへアップした動画も閲覧出来るようになりました。 

全体のボリュームはスマホ画面で15ページから20ページ程度の1カラムレイアウトにもかかわらず、以前のA3表裏両面印刷の紙面に比べればその情報量は比べものにならないほど大きなものになっています。 尚且つ、印刷経費や、配布の手間も無いのですから、必要なのは紙面へ掲載する内容の情報だけ。あとは自分の作文だけです。 
ところが、歳と共にこの文章を書くという作業がやたらと面倒に感じられるようになってきました。 
まぁ、これは仕方のない事と思い、書き上げた文章には妥協するしかありません。
 
57号まで来たので目標の100号までは残り43号。 月刊としても4年近く掛かる計算になります。
 自分の歳を考えると4年後に今遣っている事が継続できているのか? 隔月刊ならその倍の8年になってしまいますから、生きている事さえ自信がなくなる程遠い先に感じてしまいます。 ここは何としても月刊で通し、4年後の100号発行に漕ぎつけるしかないようです。



2021/04/12

Affinityで休刊していたミニコミ誌を復刊!

以前発行していたミニコミ誌を復刊したい

以前発行していたミニコミ誌の最終号

2000年から10年間、仲間と地元向けのミニコミ誌を発行していました。この時使っていたソフトはまだサブスクリプションになる前のinDesign Illustrator Photoshop の3つの組み合わせでした。
このミニコミ誌は年間5回発行し10年ほど続けましたが、諸事情により休刊となってしまいました。

 あれから早10年。周りからもまた出してよ、なんて声も聞こえてはいましたが、やろうにも、当時使っていたA3のカラーページプリンタは既に無し、編集するためのAdobeのソフトも今では殆どがサブスクリプションソフトになって買い切り出来るものは無くなってしまいました。 
と言う事で、やめた頃に比べても遥かにハードルは高くなってしまい、復刊も些か諦め気味の状況でした。
 

紙媒体のミニコミ誌から脱皮

何か良い方法は無いものかと考えてみると、以前のような紙媒体の発行という考え方から抜けてデジタル化したものをネットで配信すれば良いのでは?と思い立ちました。

 今使っているレンタルWebサーバーも先日サービスアップの一環として金額は据え置きで容量が200GBから300GBに引き上げられ、余裕ありすぎるほどの空き容量になっていました。 それにこのレンタルサーバーではメールマガジンは10個まで持てる仕様だったのです。

 メールマガジンそのものでミニコミ誌を作ってもあまり面白いものになりそうもありませんが、メールマガジンは挨拶程度にして、そこから別に作った紙面のpdfファイルへリンクを張っておくのが一番簡単そうだし、以前のような紙面づくりが出来そうでした。

 

Adobeに代わるソフト探し

復刊の可能性は出てきましたが、さてその紙面は何を使って作るか?  

今現在、AdobeのフォトプランでLightroom とPhotoshopを使っているので、これ以上サブスクリプションソフトは使いたくありません。 そこで何か良いものはないか?と探しました。
フリーソフトのGIMPなどはかなり高機能ですがイマイチ動きが重い。 Windowsならもっと軽快に動くのかもしれませんが、自分はMacです。
それにあれはビットマップ系のソフトで、ミニコミ誌を作るとなるとやはりIllustratorのようなドロー系ソフトになります。でも、なかなかいいものが見つかりませんでした。

 

Affinityシリーズを発見!

そんな中でようやく辿り着いたのがAffinityシリーズの3つのソフトでした。Affinity_Designer  Affinity_ Publisher そして Affinity_Photoの3兄弟。 これらはAdobeでいうと PublisherはinDesign、DesignerはIllustrator PhotoはPhotoshop とそれぞれ同じような機能を持ったソフトです。

 大きな違いはその値段で、Affinityは丁度キャンペーン中ということもあり、1本3060円、3つセットで購入しても1万円でお釣りが来ます。

一方のAdobeの3つはと言えば、サブスクリプションで単体契約の場合は2700円x3(1ヶ月)となってしまい、仕事ならともかく、ボランティアでのミニコミ誌発行のためにこれを使うのは勿体ないし、無駄です。
 Affinityの3つは現在お試し期間が3ヶ月もあるので、暫く使ってみて、良かったら購入すればいいと、早速ダウンロードして使い始めました。(Designerだけは先に購入) それにしても3ヶ月という長期の試用期間というのも驚きです。

 

Affinityシリーズを使ってみる

ネット上にはAffinityシリーズの使い方を説明したブログや動画がかなりの数あげられているので、わからない事は調べてみればすぐにその答が見つかります。 

そうした中で皆さんが絶賛しているのが Publisher のStudio Link という機能でした。最初はよく分からなかったのですが、暫く使っているうちに なーーーるほど! と思わず納得。

 

Studio Link

何はともあれ、お試しでミニコミ誌の編集を突貫工事で始めてみました。

こうしたソフトの使い方を覚えるには使い方を勉強しながらとりあえず何か作ってみるのが一番の習得法です。 いつまでも使い方の説明ばかりみているだけではなかなか使えるようにはならないものです

 ミニコミ誌本体はやはりinDesign代わりのPublisherの仕事でしょうから、これで全体の編集を進めて行きます。紙面に入れる写真はPhotoで編集加工したものをPublisherの「配置」コマンドで配置。
また図形はDesignerで作り、これを配置。

 配置した写真や、図形を再編集する事になったら、Adobe製品ではIllustrator なりPhotoshopなりを立ち上げてそちらで再編集する必要があります。しかし、これでは大きなソフトが2つも3つも起動してメモリーを圧迫し、ただでさえ重たいAdobeソフトはますます重く鈍足になってしまいます。 

ところが、このAffinityではStudioLink という機能があり、他のソフトを起動しなくてもモードをDesigner に換えたり、Photoに換えるすることが出来(Affinityの中ではデザイナーペルソナとか写真ペルソナと呼んでいる)改めてDesignerやPhotoを起動しなくても写真や図形の編集が出来てしまうのです。

 AdobeのinDesignの場合で例えるなら、使っていて変更を加えたくなったら、inDesignの中でIllustratorで作った図形や、Photoshopで作った写真等のの変更編集が出来てしまう事になります。 
これは文字で書いた説明以上に実際の使用感は快感もので、出版の予定など無くても、このStudio Link機能を使うためだけでも3つを揃える価値があるといえるほどの便利さです。

 

Affinity Publisher


先にも言ったようにこれは名前が表すようにAdobeのinDesignと同じような働きをするソフトで、単ページならDesignerでいけますが、複数ページ物ならこちらになります。inDesign程の細かな設定は出来ませんが、それだけにわかりやすいし使いやすいです。 

ただ、Affinityに共通する問題は、日本語は使えるけど、縦書きの対応は出来ていないと言うことに尽きます。
やはり縦書きが出来ないと言う事はinDesignに対しても大きなハンディとなってしまっているようで、逆に言えばこの先、縦書きに対応した時には一気にAdobeからの乗り換え組は増えるように感じます 。
早く縦書き対応して欲しいものです。 

この縦書きに関しては、日本の有志の方が縦書き用のフォントを作成してくれて、文章入力後、このテキストの枠を90度回転させれば、一応縦書きは可能となっています。 でも、短文なら兎も角、長文でも十分使えるのかどうか?という不安も残ります。
 縦書き用フォントをダウンロードすれば出来ることなのでフォントを入れてみました。今のところは問題なく表示されているようです。 フォントのダウンロードについてはこちらを 

ただ、今回自分が作ろうとしているミニコミ誌は、その中から外部へいくつかのリンクを張る予定なので縦書きでは不自然で、これが出来ないという事も問題にはならないで済みます。 


紙面の右下にDesignerで作った図形が配置されています。

画面左上にあるペルソナ切り替え用ボタン


Affinity Designerでの編集と同じように編集できる。
 
Publisherで編集中の紙面の一部にDesignerで作った図形が配置されています。

これを変更する場合は画面左上にあるデザイナーペルソナボタンでモードを変更すると直接図形を編集出来るようになり、図形をWクリックすると別タブで画面が開きます。
ここで編集してタブを切り替えると、
あーーら、便利
変更された図形に変わっています。
この機能は超便利です。 このデザイナーペルソナ切り替えで、Designerの機能をどの程度までカバーしているのかまだ確認していませんが、頻繁に使われる機能はほぼカバーしているのではないでしょうか。 

 同じように写真も同じ操作で写真ペルソナに切り替えて写真をWクリックすれば写真の再編集が出来てしまいます。たしかに、巷で云われているように、この機能を使えるようにするためだけでも3つを揃える価値はありそうです。

Affinity Designer



最初に購入したのがこのDesignerでした。
安いのに(キャンペーン前だったので50%割引なしだった。もう少し待てばよかった、と後悔)Illustratorに匹敵するほどの機能を持っています。なのに、キャンペーン中の今なら3060円。Illustratorのサブスク1ヶ月分が2700円程ですから、その値段とAffinity買い切りの値段があまり変わりません。細かな事を言うと日本語特有の字詰めなどは出来ないようです。
でもそうした機能もこれから徐々に付け加えられていくのではないでしょうか。 これもIllustratorに匹敵、といっても細かな部分ではとても敵いませんが、プロの現場で使うのでなければ十分なのでは?と思えます。

 

Affinity Photo


一番迷ったのがこのPhoto でした。というのも既にPhotoshopを使っているので同じような物を2つ持つことに成ってしまいます。
こうなればPhotoshopのサブスクプランを解約、と言いたいところですが、このフォトプランでも自分が使いたかったのはLightroom Cllasic の方で、Photoshopではありませんでした。しかし、Lightroomの単体プランは無かった為に仕方無しの抱合せとなってしまいました。

Lightroom に代わるものがあれば即買いなのですが、数万枚にもなる写真をサクサクと管理できるのは今のところLightroom 以外には見つかりません。 という事で、正直なところ、写真に関してはこのAffinity Photoを使うよりAdobeのPhotoshop を使う事が多くなっています。

またこの2つ以外にもPixleMator Pro も使っていて、写真画像のソフトが多く成ってしまっています。早いうちにどれか一つに絞った方が良いのかもしれませんが、なかなか踏ん切りが付かない状態です。 

 と以上、ミニコミ誌を編集しながらのAffinity3つの使い勝手の検証でした。 

まだ使い始めても間もない為、それほど詳しい事まで理解している訳でもありません。ただ個人的なミニコミ誌を発行するには現状では最適なツールと言えそうです。 
 今はAffinityの製品は買い切りできる(それも格安で)状態ですが、この先ある程度のユーザーを抱えた段階でサブスクリプションソフトになるのでしょう。 

そうなる前に買っておいた方がいいだろうと、試用期間満了を待たずに残り2つも購入しました。買って後悔はない優秀ソフトといえます。