2021/11/26

12年間使ってきたCanon MG6130 御臨終

12年間使ったCanon MG-6130 がとうとう御臨終

2011年春に購入してこれまで使い続けてきたCanonのプリンターMG-6130 がとうとう御臨終です。 買った時の価格は記憶にありませんが、それほど高いものではなかったように思います。故障知らずで文句なしのプリンターでした。

 しかし、半年程前から「廃液タンクが一杯」というような警告が出るようになり、何の事かと調べてみたら、どうやら、クリーニング等で使われたインクを回収するためのタンクがそろそろ許容量一杯になる、といった警告通知だったようです。 

タンクの95%に達するとこの警告が出るようになり、100%で動かなくなってしまうようです。そうかといって、修理しようにも既に修理できるサポート期間は終了しており、要は、新しいのを買え!と言う事のようです。 しかし、100%になったからといって、動かなくなるのはおかしいだろ! 
Canonも客を馬鹿にしているとしか思えません。 いろいろ調べてみた結果この廃液タンクの使用率をリセットさせるソフトがあるようで、これで使用率は0%に出来るとの事。
但し、Windows用のソフトのようです。弟のWindows機を借りて、何とかリセットする事に成功。 しかし、実際に空になった訳では無く、情報を消しただけですから、解決した訳ではありません。
 

B200 エラーが頻発して使い物にならない!

暫くの間は、問題も無く動いていましたが、半年も経った頃から、印刷しようとすると"B200"というエラーが頻繁に出るようになってしまいました。 B200というこのエラーコードはプリンターのヘッド周りのエラーのようでした。

そのうちに一色だけノズル詰まりが何としても直らなくなり、エラーも益々頻繁に出るようになってしまいました。 

メンテナンスモードに入って、プリンター内部に記録された情報を見ると10年半の間の印刷枚数は12000枚を超えていました。既に元は取りきっているプリンターですが、何とかなるものなら何とかして使い続けたいと思い、いろいろな方法でやってみました。
 ヘッド周りの故障なら、そのあたりを徹底してクリーニングしたらどうかと思い、汚れを拭き取ったり、接点をクリーニングしたりしましたが全く効果無し。
 

ダメ元でヘッドをガシャガシャ水洗いしてみた

最後はダメ元でいいからと、思い切ってヘッドを水洗いしてみました。 この方法で一時的にはエラーが出なくなるのですが、じきに元の状態になってしまいます。
それにノズルの詰まりの方は何をしても直りませんでした。 全色が完璧に出る状態でないとカラー印刷は無理。 12月に入ったら年賀状も何とかしなくてはなりません。 ここまで来たところで、ギブアップ。

 仕方ないので、買い替えようと思って調べ始めたのですが、ここ10年以上プリンタなど買った事もありません。 どうせ買うのなら、これまで使っていた同じCanonの製品にしようと思いましたが、いろいろ機種が多すぎて一体どれにすれば?

 コピーやスキャンも出来る複合機がいいのだけど、どの程度の価格帯のものを買えばいいのか?
 

Canon TS-8430に決定

全てを収納した状態でも用紙カセットは収まりきれない
正面パネルを上げないと印刷出来ない
中から用紙受けトレイが出てきて印刷可能となる。

迷った末に決めたのはコピーもスキャンも出来るTS-8430という複合機になりました。 amazon で、と思いましたが、万が一初期不良にでも当たったら厄介、と思い地元のYAMADA電機に行ってみました。 どうやらこの機種シリーズが今の売れ筋のようです。別に迷う事もなくこれを購入。
 

ぼったくりのインクカートリッジ

ついでにインクも1セット予備に買ったら、なんと1セットで7500円程!! ギャオ、インクを4回換えたらプリンターを買えてしまう! 

いつも思う事だけど、このインクカートリッジの値段はユーザーを馬鹿にしてますよ。 
純正外のインクなら、この三分の一程度で買えてしまいます。 これまで使ってきたMG6130のインクは社外品で、6色を2セットで1000円程度という馬鹿安でした。これで何の問題も無く数年使い続けて来ましたから、社外品で十分でした。 
しかし、純正以外のインクを使った場合、保証期間中でも保証対象外となってしまうようです。 
なら、もっと妥当な値段設定しろよ!
タンク容量が大きなカートリッジもあるようなのですが、ある方が内容量と価格を比べてみたところ、標準サイズのカートリッジの方が格安だったとか。
なんじゃ、それ!
 

思いっきり簡単なセットアップ

家に帰りセットアップしようとしましたが、こうした事は得意だったのですが歳のせいなのか、何とも面倒くさく感じて気乗りがしません。 そうかといって、買ってきただけでは使えないので、セットアップを始めました。

 以前なら、添付されているCDに入っているプリンタードライバをパソコンにインストールするところから始まりましたが、Canonのサイトに繋げて、言われたとおりに進めると、なんと、ドライバのインストールからWi-Fiの設定まで済ませてくれました。 
Wi-Fi接続のパスワードも関係なくあっさりと繋がってしまいました。 

流石にこの10年間の進歩は凄い! 機能的には凄いものをもっています。 外部からのリモート印刷も出来るようで、これなら旅行に行った時、ホテルから自宅のプリンターでプリントすることも出来てしまいます。 ただ、これで印刷出来るのはpdfファイルや、Excel、Wordなどの文書ファイルに限られているようで、画像は駄目なようでした。 画像ファイルをpdfファイルに変換してしまえば印刷可能となりますが、紙は普通紙に限られているようなので、例え印刷出来ても写真印刷はあまり意味が無さそうです。 今のプリンターはセットした紙の大きさは自動検知するけど、これが紙の種類まで検知するのにはビックリ。どうして識別しているんだろうか?
 

しかしまぁ。何ともお粗末な作り

これまで機能面の凄いところの紹介でしたが、これらの+面を全部帳消しにしてしまうのがプリンタ本体の作りでした。 
何ともお粗末でまるでおもちゃみたい。

他の多くのユーザーが口コミ情報で言っていますが、とても長持ちするようなプリンターではありません。 材料を少しでも少なくしてコストを下げたかったのか、本体が小さく、用紙カセットさえ収まりきれず本体から飛び出しています。
おまけに、用紙補給の際はこのカセットを引き出すだけではダメで、カセットを取り外してからでないと用紙の補給が出来ないのですから最悪。 
どうみても、使い勝手よりコストダウンを優先したプリンターとしか思えません。

次は絶対にCanonは買わん!!