街道歩き

街道歩きのきっかけ
還暦に近づきつつあった2008年、増えようとする体重に逆らいウォーキングを始めました。しかし、私の済む地区では毎日のコースの選択肢もあまり無く、毎日同じ所を歩くだけ。これではそのうちに飽きて歩くこともなくなってしまうだろうと思い、ならばいっその事「旧東海道」を歩いてしまえ、と仲間4人で日本橋をスタートしたのがすべての始まりでした。


<街道歩きホームページへのリンクはこちら>
リンク先では写真をクリックして下さい。

旧東海道 2008.6.8〜2009.11.23
東海道は4人のスタートでした。毎月1回ペースで11月までに浜松まで進み、翌年は正月明けから歩きはじめました。夏にかかる頃には宮の渡しも越えて桑名へ。お盆休みを利用し、初めての一泊旅で鈴鹿峠を越えました。9月に大津手前の石山まで進みましたが、どうせゴールするなら紅葉真っ盛りの時期にしようと1月空けて紅葉見物客のごった返す京都へゴール。
<詳細ホームページへ>

日本橋
姫街道 2010.1.4〜2010.2.21
前年の秋に東海道は完結してしまい、運動不足気味の正月、姫街道へ出かけました。姫街道は見附宿から御油宿まで続く東海道の裏街道。今切りの渡しを嫌った女性が多く通行したことから「姫街道」と呼ばれるようになりました。初回は日帰り、2月に一泊二日で出かけてゴール。

気賀関所

塩の道 2010.3.28〜2015.6.12
この年の3月からはかつて沿岸部から内陸部へ塩を運んだという「塩の道」を歩くことになりました。塩の道と呼ばれる街道は全国にありますが、その中でも一番長い、日本列島の一番厚い部分である相良から松本、糸魚川に続くいわゆる南塩、北塩の街道を通しで歩くことになりました。これはコースを調べるのに一苦労。調べてみても実際に行ってみると資料が古かったために道は崩落、橋も崩壊といった場所もあり進むのにも一苦労でした。
また、自分と相方の身辺にも色々な事が起こり、ゴールは足掛け6年後の2015年になってしまいました。
秋葉山の中で
日本海へゴール

山の辺の道 2014.5.10~11 & 2017.6.2~3
我が国初の官道(今でいう国道)となった奈良の桜井市から奈良市まで続く「山辺の道」の南半分を2014年に、そして2017年にもう一度、今度は桜井から奈良までを通しで歩き、桜井から奈良までの全コースを完歩しました。古墳群の間を縫うように歩く山辺の道は楽しめます。

景行天皇陵
箸墓古墳

田沼街道 2015.7.26
周りでは熱中症の話題で溢れかえっている2015年の夏、なんとこの炎天の下、田沼街道を歩くことになりました。田沼街道は相良城主であった田沼意次が拓いた、現在の藤枝から相良に続く街道です。しかし、昔の面影もなく史跡等も残ってはいません。何もない暑い中でただひとつの救いは、かつて藤枝から袋井まで走っていた駿遠線跡が所々で確認できた事。これが結構面白かったです。

田沼街道 相良側の起点

中山道 2016.3.10~2017.4.3
塩の道のゴールの日、大網峠であったおじさんが「中山道が一番ヨカッタ!」と言う言葉に引かれて二つ目の五街道となる中山道をスタートしました。今までと違って今度は自分以外は70歳代の人達です。コリャ大変だ、と思いながらスタートしたら、初回から自分がブレーキになって大反省!
東海道は殆どが日帰りでしたが、中山道は基本的には二泊三日を繰り返す事になり、毎回楽しい歩き旅となりました。約1年かけ、日数では30日目の三条大橋ゴールでした。

1)  日本橋〜鴻巣(吹上駅)   大宮連泊
2)  吹上〜安中         高崎
3)  安中〜岩村田        安中
4)  岩村田〜下諏訪      長久保
5)  下諏訪〜洗馬        日帰り
6)  洗馬〜須原         藪原
7)  数原〜恵那      妻籠 中津川泊
8)  恵那〜鵜沼    細久手 美濃太田泊
9)  鵜沼〜醒ヶ井        大垣
10) 醒ヶ井〜草津      近江八幡
11) 草津〜三条大橋       大津

朝の奈良井宿

甲州道中 2017.7.7〜
中山道を歩いた皆さん、街道歩きにハマったようで、次は自分にとっては3つ目となる五街道、甲州道中に出かけることになりました。甲州街道とはいわずに甲州道中となるようです。個人的には3回目となる日本橋に立ち、スタートしたのは夏盛りの7月7日。中山道でもそうでしたが、初日にまたまた自分がブレーキになってしまいました。どうやら熱中症だったようです。もう若くも無いと言うことなのでしょう。歳を自覚しなくては!
2018年3月、下諏訪宿にゴールしました。

小仏峠


0 件のコメント: