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2022/02/03

Linuxサーバー構築2年経過

3年前、知人からサポートの終了したWindows7のVAIOを貰い、1年ほどそのまま使っていましたが、今の時代ネットに繋がらないパソコンなんて殆ど使い道はありません。 
そこで、サポートの終了したWindowsマシンをLinuxマシンにしてしまうおうと思い、苦労しながらもLinuxの動くパソコンに生まれ変わりました。 

その後、CPUをアップグレードし、ハードディスクをSSDに換装し、10年も前のロートル機も最新鋭のパソコンに生まれ変わりました。 
しかし、Linux機で自分が使うのはwineを使って動かしているカシミール3D程度なのです。 

街道歩きをしていた頃はコースデータの作成に大活躍していましたが、コロナ禍の中ではこれも止まってしまい、使う機会も少なくなってしまいました。 

そこで新たな利用法として考えたのがサーバーとして使う方法でした。 Linuxはサーバーとしてはあるらしく、調べてみるとかなり大きなサーバーシステムでも使われているようです。 

LinuxにはsambaというSMB接続のサーバーを構築するソフトがあるようなので、さっそくこれを入れてみました。 サーバーの設定など全くのチンプンカンプンでしたが、あちらこちらの情報を参考に何とか設定も完了。 

超安定のSMBサーバー

Macからの接続はかなり安定していてフリーズなど一度もなく2年近く稼働しています。 サーバーの安定と同様にLinux自体の安定動作も驚くほどで、システムがフリーズした事が一度も無いというのも凄い事です。 
これらが全て無料というのも驚きです。

 さて、稼働を始めたLinuxのSMBサーバーはどうか、というと。
 Linux(VAIO)の本体のハードディスクはSSDの500GBに換装してあるので、家庭内LANでの使用ならこれだけあれば大丈夫なのでしょうが、もともとVAIOに着いていた500GBのハードディスクはこれを生かす為に外付けHDとして使っています。 

ここで悩んだのが、さて、サーバーの領域はどちらにしようか?と言う事でした。サーバーに関しては全くの素人ですから、さて、どうしよう? 

結局、両方を使う事になりました。
でも、外付けのハードディスクの方はスリープ状態で回転が止まっているともしかして反応時間が遅くなっているのかもしれません。 
このSMBサーバーに加えて、家に何台かあるMacもそれぞれファイル共有をオンにしているので、一台一台のパソコンがサーバー機能を持つ事になり、この結果パソコン同士でデータのやりとりも出来て一見便利そうだったのでした。 
しかし、ファイルが貯まってくるとやはりデータは何処か一カ所に置いて管理しないと使い難いものになってしまう事に気がつきました。 
そこで現在はサーバーはLinuxだけにしてファイル管理をしています。 

ただ、自分の設定がミスしているのか、Macの起動時に自動接続するように設定しているのですが、これが旨くいかず、一旦接続を切ると、エイリアスを作っておいてもそれによる接続は出来ず、結局手動での接続になってしまいます。

Linux側の設定なのか、それともMac側の設定なのか? MacBookProは一旦スイッチ入れれば暫くの間はシャットダウンはしないのでそれほど大きな問題では無いのですが、Linux、Mac、どちらかの設定を変えれば何とかなるものならば改善したいです。

Linux Mint19.3 Cinnamon のサポートは2023年までだったか?

LinuxはMint19.3をつかっていますが、このサポートは来年までだったか? Linuxはバージョンアップが厄介なので、その場合は新しいバージョンのシステムを新規に作って、それにリストアした方が良いのだとか?

インストールしてあったアプリなどはどうなるのでしょう? 来年のサポート終了までには、この点をなんとかしておかなければ。 


頂き物のパソコンも使い方によっては便利に使えるものだと、呉れ主には感謝感謝です。

2020/05/22

Linux VAIOをサーバーにしてしまおう!

Linux VAIO 運用2ヶ月経過

パネルに登録されたアプリも少し増えました。

3月に頂き物のVAIOをWindows7からLinux Mint に変え、CPUをPentiumからi5に換装、そしてハードディスクもSSDに変えて、ストレス無く仕える状態になったLinux VAIOでした。

しかし、自分のメインはMacbook Proなのでどうしても使う機会が少なく折角のLinux機も宝の持ち腐れ状態でした。
それまでWindows7でも使っていたソフトは地図ソフトの「カシミール3D」が主たるもので、その他はやはりMacbook Proになってしまっていました。
Linuxへの移行に関しては以前にこのブログの記事でも紹介していますから、詳細については省きます。
折角スピードアップしたLinux VAIOがあるのだから何か有効な利用法を考えてやらないと勿体ないです。
早い話、Macbook Proで出来ない事、やり難い事をこのLinux VAIOで実現出来ればいい訳です。

VAIOをサーバーにしてしまおう!

我が家の家庭内LANの下には現在、パソコンが5台、プリンタが2台、iPhone5台、iPad2台がぶら下がっています。

やたらと台数が多いのは、隣りに家を構えた息子もWiFiルーターの拡張機能を使って我が家の屋根裏から飛ばしていて、結局2軒分の機器がLANにぶら下がった状態になっている為です。

2年前まではこのLANにはどのパソコンからでも繋がるNAS対応のディスクも繋がっていて、これは随分重宝していたのですが10年以上も使って来て、寿命を迎えました。
それ以来お互いの共有フォルダ内でしか繋がる事が出来ず不便な思いをしてきました。しかし、そうかと言って、新しいNASを買おうと思っても普通の外付けハードディスクに較べると高価と言う事もありこれまで我慢してきました。

こうした状況の中で、あまり有効利用されていないLinux機があります。聞く所によるとLinuxはサーバーに利用される事が圧倒的に多いようです。
そう言えば、Linuxを使い始めた時、何もしないのに他のパソコンの共有フォルダに繋がった事に驚きました
こんなに簡単に繋がるのなら、サーバーとして運用するにもさぞかし簡単に出来てしまうのだろうと簡単に考えていました。
ところが、Linuxからは他の共有フォルダが見えるのに、逆に他のパソコン(全部Mac)からはLinux が見えませんでした。
なんで?

samba導入

いろいろと調べてみると、Linux で共有を有効にする為には「samba」というソフトを入れないと駄目なようです。しかし、その後の導入方法を調べてみると、どこでもかなり厄介な事が書かれていて、その設定もコマンドの打ち込みでやらなければならない場面が多いようです。
Linuxという今年の春始めて導入したOSの元で、smbとかいう通信プロトコルを使ったサーバーを起ち上げようと言うのですから、70歳に迫ろうという今の自分にとってはかなりハードルの高い作業になりそうです。

samba のインストールまではそれ程大変な事でも無かったのですが、ここからが分からない事だらけで、その度にネットで調べながらの作業です。

Macのように共有をオンにすれば自動的に共有されるフォルダというものもLinux では用意されていないようで、ファイルマネージャー(何て言うのか?)を使ってまずはHOME の中に共有したいフォルダを作り、作ったフォルダのプロパティを変更して共有フォルダにしようと思っても、何やら英文の警告が出て変更が出来ません。どうやら「権限がないのでこの処理は出来ない」といった意味のようです。

度々出てくるエラー警告
そうなると「端末」からコマンドでやらなくてはならないのか?
これもネットで調べてみたところ、Linuxのファイルマネージャーは「nemo」と言う名前のソフトウェアのようで、端末からルート権限でnemo を起動すれば先ほど管理者権限では出来なかった共有の設定もできるようです。
早速
xxxxxx:~$ sudo nemo

で起動すると、いつもとは少し違う雰囲気のファイルマネージャーが起動しました。

左はルート権限で起動したファイルマネージャ。赤い帯が付き、「権限昇格」と表示されている。右は通常起動の時。
共有用に作ったフォルダを共有設定してみたら、今度は旨く行きました。
ここまでやった所で、Macで「サーバーに接続」からプラウズしてみたら、ようやくLinuxが出てきました。これにゲストで接続したらそのまま繋がってしまいました。
しかし、ここは登録ユーザーでなければ繋がらないようにしたいところです。
これはどうすれば実現出来るのか?

登録ユーザー以外は接続出来ないようにする

またまたネットで情報集めです。
情報を探し回っているうちに、自分のレベルでも何とか理解出来そうな説明を見つけました。
どうやら "smb.conf "という名の samba の設定ファイルがあるらしく、それを書き換える必要が有るようです。

このファイルをようやく見つけ出し、まずはこれをコピーしてこれを書き換えようと思ったら、またもやあの警告が出て叱られてしまいました。コピーもルート権限が無いと出来ないようです。
そこでまたまたルート権限でnemoを起動し、この設定ファイルをコピー、そしてエディターでこれを書き換えようとしたところ、説明にあったのとは、記載されている内容が少し違います。
ウウウウ、どうしよう?
仕方ないので、同じような部分だけを真似して書き換え、最後に登録ユーザーでなければ接続出来ない設定を書き加えておきました。
保存したこのコピー版の設定ファイルを元のファイルと入れ替えるには再びルート権限でnemo を起動し、ようやく設定ファイルの書き換えが完了しました。

ゲストではアクセス出来なくなった! 大成功

取りあえず、ここまで来た所で再起動。
MacからLinux に繋げようとしてもゲストでは接続出来ません。おおー、成功!!
ユーザー名を入れ、パスワードを入れるとこれでLinuixの中に入る事が出来ました。
当初考えていた事はこれで何とか実現出来ましたが、サーバーとして運用するのなら外付けハードディスクに共有設定をしてこれをサーバーとして使いたいところです。

外付けハードディスクをサーバーディスクとして設定

元々VAIOの内蔵ハードディスクだったディスクを現在は外付けハードディスクとして使っているので、それをサーバーのディスクとして使う事にしました。少しだけ不良セクタも出ていますが、ハードディスク診断ソフトによれば、不良セクタはあるものの、まだ大丈夫のようです。
一旦フォーマットし直して新規に空のハードディスクにしました。Linux導入後、何台かのハードディスクをフォーマットしましたが、いつも迷うのがフォーカットのファイルシステム。所謂フォーマット形式です。自分の環境を考えると、Mac  Windows Linux と3つのOSで共通して使えるファイルタイプを選ぶ必要が有ります。今回は無難な所で"FAT32"形式にしておきましたが、今度ハードディスクを換えた時には別のファイルシステムを考えた方が良さそうです。

しかし、Macならばフォーマットすればそのまま仕えるようになるハードディスクですが、Linuxではそのままではマウントされませんでした。
Linuxの場合はフォーマット後に「マウント」という作業が必要になるようです。
この辺りの処理はどうやったのか、あまり覚えていないのですが、ディスクソフトでマウントの設定をしたような記憶が......。これもネットの情報探しに奔走し、やっと出来たものの、何をどうしたのか?

.....余り記憶に残っていないのです。

何とか認識されるようになった外付け500GBハードディスクも共有設定し、Mac側から見てみると、先に作ったHOMEの中の共有フォルダともう一つ、外付けのハードディスクも接続先として選択できるようになっていました。

これでLinuxVAIOサーバー化計画もほぼ完了です。
NASディスクの方が消費電力も少ないのでしょうが、ディスプレイは早い時間で消える設定だし、本体はSSDになっているのだから、そんなに大きな消費電力にもならないでしょう。
それに外付けハードディスクもアクセスの無い場合には回転を止めるようですから、こちらもそれほど電力消費は無いものと思います。
それに、使われているパソコンなら兎も角も、あまり活躍の機会の無いLinuxVAIOに何もお金を掛けずに活躍の場を与えてやる事が出来るのですから、今の状況では一番の選択肢と思えます。
流石にそれぞれのパソコンの共有フォルダに繋げてファイルのやり取りを行うよりより、サーバーに接続した方が遙かに便利です。

File Explorer

ここまで来ると、何とかiPhoneをLANに繋げ、このサーバーを利用する事は出来ないものかと思い、探してみると「File Explorer」というアプリがあるようです。
値段も610円と言う事なので、早速iPhoneに入れてみました。

FileExplorer 凄い!!!



このアプリ、610円だというのに、凄い機能を持っていました。
接続出来るのはLAN だけではなく、iCloud Googleドライブ Dropbox Microsoft One Drive それに家庭内LAN にぶら下がっている MacやLinux などオールマイティです。登録すればWebサーバーにも接続出来るようなので、自分のレンタルしているサーバーも登録しようかと思いましたが、これは止めました。
iPhoneでこれらのCloudサービス上にあるファイルやLAN上にぶら下がっているパソコンのファイルなど、自由に削除、コピーが出来てしまうのですから驚きです。

ベッドの上で寝転がったまま、ハードディスクの整理や、クラウド上のファイルの整理も出来てしまうのだからそれはもう、超便利!

FileExplorer の中のローカルフォルダにもファイルを持てるので、ここに音楽ファイルを入れておけばiPhoneのMusicアプリの代わりにもなります。
そこで、Macbook Proの外付けディスクに入っている4000曲近い、iTunes の楽曲ファイルをサーバーのディスクにコピーし、この曲をLinux の音楽アプリ「Rhythmbox」に登録しました。

Rhythmbox で 脱 iTunes 実現

FileExplorerは音楽の連続再生機能も持っていますから、 FileExplorerの中にMusicフォルダを作り、その中にプレイリスト毎のフォルダを作っておけば、このフォルダに、FileExplorer のファイル操作で音楽ファイルをコピーして後は聞くだけ。

この方法ならばMacbook ProとiPhoneをケーブルで接続してiTunesで同期するなんて面倒な事は必要無くなります。
聞き飽きた曲はFile Explorerのフォルダから削除するだけだし、逆に聴きたい曲は500GBのハードディスクからFile Explorerのローカルフォルダにコピーすればそれで聞く事が出来るようになります。
これがLANのWiFiの中にいる限り、何処でも出来てしまうのだから便利なものです。
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音楽だけで無く、動画も静止画も表示できるので、これまで幾つかのアプリでやって来た事がこれ1本で全部出来てしまうようになりました。
この他にもpdfファイルやOfficeファイル等も表示できます。
おかげで、幾つかのアプリは必要無くなりこれらは削除しても良さそうです。
このFE FileExplorer はこれ以外にも探せばまだまだ便利な使い方がありそうです。
今回起ち上げたLinuxVAIOのサーバーもこのFile Explorer が無かったらその使い道も半減していたのかもしれません。LinuxサーバーとFile Explorerのコラボで超便利な環境が出来たようなものです。
それにしてもこのFile Explorerが610円ですから、驚きです。


一つ書き忘れました

使い出した当初から、フォトライブラリというフォルダがあり、この中には写真が一杯入っていました。どうやら、写真アプリの中にある写真を表示しているようです。スライドショー等も出来るようで、この時にMusicにある音楽の中から選んだBGMも付けられるようです。



2020/04/29

LinuxでMS Office の代わりを探してみた

Kingsoft MPS Office Spreadsheets の編集画面

Libre Office

古い頂きもののパソコンにLinuxを入れて使い始めてから早2ヶ月が経過しました。Macで使っていたMicrosoft Office 2011 に変わるものが何か無いか?と思っていたところ、Linuxインストール時から入っていたLibre Office というものがありました。

Microsoft のOfficeと同じように、表計算、ワープロ、プレゼンアプリ と3つ揃っています。
Excelのファイルも殆ど問題なしに読み込め、これで脱Excel出来るかも? と思いましが、いろいろやってみるとマクロ(VBA)については一部互換はあるものの、実際に使うためにはかなりの変更が必要なようでした。
デフォルトでは表示されないマクロの記録機能も設定で記録が取れるようになるらしいので、早速マクロ記録できるように設定を変えてみました。
試しに簡単な操作を記録してそのコードを見てみると、VBAの構文とはエライ違いでチンプンカンプン。

2020/03/21

VAIOのSSD化でLiniux変身 完了!!!

VAIO Liniux化プロジェクト最終段階



先月末から始まった頂き物のWindows7機のLinux化も最終段階です。

先週Pentium からIntel i5への換装が済み、かなりサクサク動くようになりました。
しかし、ハードディスクの中の状態をみると不良セクタが出始めています。これがどの程度まで問題ないのかは分かりませんが、本来はゼロであるべきでしょう。
そこでハードディスクを今流行のSSDに換装する事にしました。

以前は結構高額なSSDでしたが、今では500GBでも9000円を切る程で手に入ります。
早速、調べ始めましたが、コネクタはハードディスクと同じなんだろうか? 取り付ける為のブラケットはどうなんだろうか? Linux 側からフォーマットも出来るんだろうか? といろいろと分からない事ばかりです。

500GB SSD とハードディスクケース購入

いくら考えていても仕方ないので、SanDisk の500GBのSSDを注文しました。値段は9000円を切っていましたから標準値なのでしょう。

ついでに取り外したハードディスクも使えるようにしようと思い、ハードディスクケースも購入しました。SATAのディスクを2つ挿せるようになっていて、デュプリケーター機能により、片一方のディスクから、もう一方のディスクにクローンディスクを作る事が出来るようになっていました。
当初は、もともと付いていたハードディスクからこれを使い、SSDのクローンを作る予定でいました。
しかし、不良セクタが出てきているディスクからのクローンではどうなるのか心配もあります。最終的にはクローンは止めて、またいちからインストールする事にしました。

ハードディスクからSSDへ換装作業開始

SSDが届いたところで、早速ハードディスクからSSDへの換装作業を始めました。
前回のCPU交換に較べれば、今回はVAIOの裏に付いている足の部分を外すだけで何とかなるようです。



この足は4本のネジで止まっているだけなのですが、足が本体にかなり強力に食らいついていて、そうそう簡単には外れません。
ここはCPU交換時にも一度やっていたので、思いっきり力を入れて引っ張って外しました。


これを外すとハードディスクはドンピシャその下にあります。金属カバーに覆われているので、このカバーごと本体から取り外すとハードディスクは外れます。
電源とSATAコネクタを外、金属カバーからハードディスクを取り外します。




この金属のカバーにSSDを取り付ける事になりますが、これに合わせたアダプタは購入していません。ノートパソコンならしっかり固定する必要はあるのでしょうが、デスクトップなら簡単な固定でも良いだろうと、ここは一番簡単な両面テープ固定方式でいきます。結構ガッチリ固定されて、そうそう簡単には外れそうもありません。
あとは固定して、コネクタを接続して足を取り付ければ完了です。

Linux Mint Cinnamon のインストゥール

さて、準備完了。
DVDで作ってあったLinux Mint Cinnamon 19.3 のインストゥールディスクで、3回目のインストゥール作業を開始です。
3回目ともなれば慣れたもので、まごつく事もなく、一気にインストゥール完了。
さて、初回の起動、どれ程のスピードで起動するのか!!

一旦シャットダウンして、電源オン。
お、早い!!
デスクトップ画面が出るまでは結構な早さです。そこから入力受け付けるまでの時間もかなり短く、これまでWindows7で使っていた時に較べると格段のスピードアップで、これならストレスも感じる事無く快適に使えそうです。

VAIOのlinux化 完了!!



取り外したハードディスクは以前から外してあったPowerMacG4のハードディスクと一緒に今回購入したハードディスクケースに入れて使っていますが、ハードディスクの転送スピードをベンチマークアプリで調べるとその遅さに愕然としてしまいます。
SSDもパソコンのCPUを換えたといっても10年前のCPUですからSSDのベンチマークも300MB 程度ですが、この数字を今使っているi7搭載のMacbook Proのベンチマークの数字と較べるとこちらは2400程度まで跳ね上がります。
流石に新しい機種ではSSDのスピードを十分に出せているのでしょう。

一方、取り外したハードディスクのベンチマークでは30MB台の数字しか出ません。
でも、数字だけ見ると凄い差なのですが、実際の使用感ではそこまでの差は感じないと言うのも不思議
頂きものの古いパソコンも現在でも十分使えるレベルになりました。それに2023年まではサポートがあるというのですから、3年程は安心して使えそうです。
この2週間、昔に戻ったような気持ちでパソコンの改造?に夢中になれました。

Macbook Proを開くより、古いVAIOの前にいる時間の方が長くなってしまっている今日この頃です。

2020/03/14

Linux Mint で カシミール3D

10年前のVAIO VPCJ137F

昨年、知人からWindows7の入っている10年前のVAIOを貰いました。

中身はほぼ空の状態でしたが、自分は普段はMacを使っているので、特別にこのWindowsマシンを使う場面もあまりありませんでした。

ただ、Windows版しか出ていない地図アプリの「カシミール3D」だけは入れて、これは街道歩きの地図作りに便利に使って来ました。
このソフトが無ければミスコース無しに街道を歩くのは難しいです。

それまでもMacでWineというソフトを使って何とかこの「カシミール3D」は使って来ましたが、やはりMacではエミュレーション?でしか無く、その動作スピードは満足のいくものではありませんでした。

いくら10年前のパソコンとはいえ、ネイティブで動くこの「カシミール3D」はMacの動きとは違いそこそこのスピードでした。
勿論、早い、と言ったレベルのものではありませんでしたが.....
Windows7 サポート終了
そんなこんなしているうちに今年1月にはWindows7のサポートが打ち切られてしまいました

自分の使い道はこのこの「カシミール3D」でしかありませんでしたから余り気にも留めていませんでした。
そんな時にWindows7 サポート切れのWindows機にLinux を入れて動かす人達が最近は多いのだと聞きました。
自分でもLinux には以前より興味があったので、いろいろ調べてみると、それ程厄介なものでは無さそうです。
Linux の有り難いところは、このOSから、OS上で動くアプリケーションソフトまで全て無料と言う事です。無料ならば試して見る気にもなります。

Linux Mint の導入
そこで、VAIOのハードディスクの中にLinuxの入るスペースを作らなければなりません。これはWindowsの方で使用領域を縮小して100GBの未使用領域を作りました。

次はLinuxのダウンロードです。Linuxといってもいろいろな種類(これをディストリビューションと言うようです)が有り、迷う所ですが、初心者向けのLinux Mint がいいと言う事のようでした。
早速、このインストール用のisoファイルを入手します。
ところが厄介な事にLinux Mint の中にも3つのエディションがあり、またその上にこの一つ一つのエディションに32bit版と64bit版がありました。
この中で自分が選んだのは Cinnamon というエディションの64bit版でした。
まずはこれをダウンロードしましたが、今度はこのイメージファイルをDVDかUSBメモリーに入れて、起動ディスクを作る必要があります
ただ、単純にファイルをコピーしただけではダメで、特にUSBメモリーを起動ディスクにするにはまた特別なソフトが必要でした。
これもネット上で入手(勿論フリーソフト)して、USBメモリーの起動ディスクを作成します。
このUSBメモリーから起動させるには起動ドライブをこれに指定しなくてはなりません。

何の問題も無くあっけなく起ち上がったLinux Mint のデスクトップ


これはVAIOの場合はスイッチオンと同時にF2キーの連打でBIOSが表示されるので、この画面で指定しました。
何とも拍子抜けするくらい簡単にLinux Mint のデスクトップ画面が表示されました。

Linux Mint が簡単に起動した

このままでもそれなりに試用出来るので、暫くは様子を見てみました。
何とか使えそうです。
そこで、デスクトップ画面の中にあるインストールアイコンをクリックするとインストールが始まりました。
途中、よく分からない所もありましたが、その度にネットで調べて、なんとか無事にインストール出来ました。
日本語入力の為のインプット・メソッドもこのインストール段階で入ってしまうので、インストール後の再起動で立ち上がった時には日本語入力も出来ました。
この日本語入力も各種の設定が可能で、自分がこれまで使って来た「ATOK」仕様にしてみました。

Linux版表計算ソフト LibreOffice Calc 関数までほぼ100%のExcel互換

Linux の有り難い事の一つに各アプリケーションソフトのインストールが簡単な事。自分が欲しいアプリを選択するだけでいとも簡単にインストール出来てしまいます。
驚くのはその動作の軽さです。これがLinux 一番の特徴です。
Windows7ではモッサリしていてウンザリする程でしたが、同じパソコンでこうも違うのか?と驚く程の軽さです。そのサクサク感は快感!!!


CPUをPentium から i5 に換装!!
ここまで来ると些かの欲も出てきます。
このVAIOの心臓部(CPU)はPentium P6200 という物でこれを換える事が出来れば今以上のスピードアップが望めそうです。

このVAIOが発売された時、この上位機種には 「i5」や「i7」といったCPUを使ったバージョンもありましたから、これらの中古CPUが手に入れば換装出来そうです。
調べてみるとCPUが挿さるソケットが同じもので「i5 480M」というCPUがあるようです。
さっそく探してみた所、Yahooショップでこの中古を発見。値段は2400円 程度でした。早速これを購入し、同時にCPUと冷却ヒートシンクの密着性を高める為のCPUグリスも購入。両方で大凡3000円。これで旨く動けば安いものです。

今の時代、プラスチックカバーを外すのが一番難しく、また壊してしまいそうで怖いです。

金属カバーを外すと目当てのCPUが出てきました。左下の銅管の先端にあるのがPentium P6200


ヒートシンクとCPUを外した状態のCPUソケット。一体幾つの穴があるのでしょう?



左が取り外したP6200  右が中古で購入したi5   当然ながら全く同じ形状です。これがソケットの穴に刺さります。
CPUとグリスの両方が届いた所で、いよいよCPUの換装作業です。
先ずはVAIOの足の部分を外すのが一番最初。この穴からハードディスクを取り外します。苦労しながらも裏蓋を外すと、全体がシールド用の金属板に覆われた内部にアクセス出来ます。このVAIOはTVチューナーも入っているので、このようなシールドが必要だったのでしょう。

取り外したP6200 の裏側にビッシリ生えてるピン。一辺30ピンくらいはあるようです。
慎重にこの金属カバーを外すとお目当てのCPUが見えました。
ここまで来ればあとは簡単です。CPUにくっついているヒートシンクと冷却ファンを取り外しCPUをソケットのロックを緩めるとCPUが外れました。

すでにCPUグリスも乾いて固まってしまっていました。換装後はCPUの性能もアップするので発熱も大きくなるはずです。
冷却を完璧にする為に固まってしまった古いグリスは綺麗にとり、改めて新しいグリスをつけ、ヒートシンク再装着。
ここから先はバラした時と逆順で組み立てて行けば完成です。

早い!!!
特別な問題も無くCPUの換装が完了しました。
換装後初起動。ハードディスクは換えた訳でも無いですから、起動スピードは変わりません。
しかし、各アプリを起動してからのその動きは速いです。
今自分が使っているi7の2017年Macbook Proに迫る体感スピード?
このスピードは快感です。

デスクトップの背景を変えてみました。言い雰囲気のデスクトップです。

最終段階 カシミール3Dのインストゥール
そこで、いよいよ「カシミール3D」のインストールにトライ!!

これはMacと同じようにWine を使います。
Macと決定的に違うのはWineの導入がいとも簡単に済んでしまう事。

Linixの「ソフトウェアの管理」からWineを選択するだけで、もろもろの必要ファイルを入れて呉れて、これでWindowsアプリをインストール出来る状態になりました。
Macの時は訳が分からずに随分苦労した記憶があるのですが、Linuxでは超簡単でした。
カシミールのサイトから「カシミール3D」のインストールプログラムをダウンロードし、これをWクリックするだけで Wine が起動し、簡単にカシミール3Dのインストールが出来てしまいました。

無事に問題なく起ち上がったカシミール3D

起動してみると、かなり軽快に動きます。本家本元のWindowsの時より早いのはCPUがi5に変わった為なのでしょう。
このLinux Mint を使い出してからはまずフリーズする事はありません。
超安定動作していますが、ただ一つ、スリープした後では有線LANが切れてしまっている事で、これは何をどうしても駄目でリセットしない限り繋がりません。
WiFiの方は切れないのですから、何とも不思議。
これもバージョンアップをしていく中で、そのうちには解決するのでしょう。

ようやく全ての設定が完了

これまでのWindowsの時のようにストレスを感じながらと言う事も無くなったので、自分のメインパソコン、Macbook Pro よりこのVAIOの前にいる時間の方が長くなってきてしまいました。
旨く使い分けて行こうと思います。
因みにこのLinux Mint のサポートは2023年までのようですから、暫くは安心して使えるようです。

ハードディスクをSSDに換装する....
さて、ここまで来るとハードディスクもSSDに換装したくなります。実際にはCPUの換装より、SSDに換えた時の方が遙かに早くなるはずです。

ハードディスクのテストすると不良セクターも少し出始めているようだし.......
やっちゃおうかなぁーー......

これを頂いたT・Mさんには感謝、感謝 です。



2020/03/02

Linux Mint 有線LAN(Ethernet)が切れてしまう

古いVAIOにLinux を入れて数日前から試験的に使っているのですが、昨日になって、サスペンドから復帰した時に有線LANが切れていることに気が付きました。
思い返してみると、これまではいろいろな設定の繰り返しでサスペンドした事がありませんでした。
いろいろ検証してみるとサスペンド1回目では切れず、2回めになると切れるという不思議な状況なのです。
WiFi は何をどうしても切れてしまうことが無いと言うのも不思議です。

接続中


ケーブルが接続されていないとのメッセージが出る

厄介な事に一旦こうなると再起動しない限り繋がらないのです。サスペンドしなければ問題ないので、また仕事には全く関係ないので、実際に困るような事も無いのですが、何とも気持ちが悪いです。

ネット上で調べてみると、同じような症例はかなりあるらしいのですが、完璧な解決法は見つかりませんでした。
これからのバージョンアップで解決して行くとは思いますが、まぁ、切れたらWiFiで使い続けるか、再起動するかで困らないといえば困らないのです。




2020/02/28

10年程前のVAIOにLinux Mint を入れてみた

Linux Mint 19.3 デスクトップ画面
昨年春に友人宅の玄関に転がっていたパソコンを見つけ、どうするのかと聞いてみたところ、必要なくなったあので処分するとの事だったのでこれを貰ってきました。

玄関の外に置いてあったので、雨もかぶっている可能性もあり、壊れている事も予想しましたが、電源を入れたところ幸運なことに起動しました。

自分はMacを使っているのであまりWindows機の必要性は無いのですが、唯一つ、使いたかったのが「カシミール3D」というWindows専用のアプリでした。

実際にはこれまでもMacでWineを使ってカシミールを動かしていたのですが、やはり本来のスピードは出ていない筈です。
この頂き物のパソコンはSONYのVAIOの10年ほど前のデスクトップタイプでOSはWindows7と、かなり古いもの。

元の持ち主が処分する際に中は空っぽ状態にしてあり、その為に使えるソフトはOfficeさえ入っていない状態。
早速「カシミール3D」をインストゥールしてこれまで使ってきましたが、スピードに関してはMacbook Proと殆どスピードの差は感じられませんでした。

それでもMacbook Proに比べれば遥かに大きな画面のお陰で、街道歩きのコースデータや、歩きながら記録をとったGPSデータの取り込みなどに利用して、便利に使っていました。

表計算ソフト Office calc
ワープロソフト office writer




そうこうしているうちにWindows7のサポート打ち切り。
自分の場合はあまり関係ないかな?と思いましたが、ネット情報ではこのサポートの終わったWindows7のパソコンに10を導入したところでそれ程快適に使えるものではないと、動作が軽いことで知られるLinux に乗り換える人が多い事を知りました。

自分もLinux には以前から興味があったので、やっては見たかったのですが、問題はLinux版の「カシミール3D」は存在していない事でした。

となると、完全に乗り換えるには覚悟が必要。

そこで、まずは試しにUSBメモリにLinux を入れて、どのような物なのか試してみることにしました。
一番にやる事はLinuxの起動用ディスクイメージファイルをダウンロードすることです。

いろいろ調べてみるとLinux にもいろいろな種類があり、どうやらこの種類は「ディストリビューション」というようです。
この中から自分が選んだのはかなり評価の高い「Linux Mint」でした。

現在の最新バージョンは 19.3 。この 19.3 は2023年までサポートされるようです。更にこの中に3種類ほどのエディションがあり、またこのそれぞれに32bit版と64bit版がありました。
何がなんだかわからなくなりますが、どうやら自分の環境では「cinnamon の64bit版」で良いようです。

ようやく決まったところで「Linux Mint 19.3  cinnamon の64bit版」のisoファイルをダウンロードしました。
このisoファイルをUSBメモリに入れてこれを起動ディスクにするにはまたまた専用のソフトが必要で、これは「YUMI-2.0.6.9.exe」というソフトをダウンロードしました。
これを起動させて、先程ダウンロードしたisoファイルをディスクに書き込み、これで起動できるUSBメモリが出来ました。

VAIOをシャットダウンし、改めてF2キーを押しながら起動すると起動ディスクの選択が出来るようになっているので、ここでUSBメモリのLinux Mint を選択すると、何の問題もなくLinux が起ち上がりました。

画像編集ソフト GIMP。 Mac版のGIMPよりかなり速い。

暫くは様子見にいろいろと動かしてみましたが、なかなか良いようです。しかし、自分のやり方では何処か間違っていたのか、日本語変換が導入できません。
もしかしたら、ハードディスクに入れてやらなければ駄目なのかも?

そこで、正式にインストゥールすることにしました。その為にはハードディスクに新しいパーティションを作る必要があるようです。
そこで、ハードディスクの中のWindowsの領域を縮小して空き領域を作ります。しかし、Linux を動かすのには一体どれほどの領域があればいいのか、皆目見当がつきません。
これもネットで調べてみたところ、取りあえずは100GBもあれば良さそうです。
気をつけなければならないのは、この領域は後で増やすことは出来ないようですから、あまり少ないのも問題かも?これは後で分かったことで、そんな事ならもう少し多くしておけば良かったと、少々の反省。

先ほどと同じようにUSBメモリから起動するとデスクトップにLinux Mint のインストゥールのアイコンがありました。
これをクリックするとインストゥールが始まり、呆気ない程簡単にインストゥール完了です。
ここでF2キーを押しながら起動するとLinux と Windows の選択画面が出てくるので、Linux を選択すれば、無事デスクトップ画面が表示され、万々歳!!

ドローグラフィックソフト inkscape

このLinux Mint はその安定性で評価が高いようで、これまで1度もフリーズしたことはありません
評判の軽さ、もWindows7とは違い、かなりサクサクと動いてくれます。

その後、日本語入力のインプットメソッドやグラフィック関連の「inkscape」や「GIMP」、メーラーは「Thunderbird」、また Dropboxなども入れ、かなり使える環境になってきました。
事務関連では「Libre Office」が入っていて、MicrosoftのOffice と同じような、表計算、ワープロ、データベース、プレゼンアプリ、などが揃っていました。
特別なアプリケーションを使う事がないようなら、殆どLinux で間に合いそうです。

YOUTUBEの動画も問題なく見ることが出来ますが、動画編集ソフトはそれほど良いものは無いようでした。

コマンド入力画面

暫くはLinux に嵌りそうです。
Ms-Dos 以来のコマンドラインからの操作も懐かしく、また楽しいものでした。