2017/10/14

MAC でカシミール3D

10年ほど前に旧東海道を歩いて以来、いろいろな旧街道を歩いてきましたが、最初のうちはミスコースに悩まされました。ミスコース対策として、中古で手に入れたGARMIN の安いハンディGPSを使っていましたが、地図は無いので、事前に入力したウェイポイントを頼りにするしかなく、時々ミスコースをして無駄に歩く事もしばしば。
そのうちに日本でもiPhoneが発売される事になり、iPhone3が出ると同時に購入しました。
iPhoneはGPSも内蔵していましたから、東海道を歩く分には困る事も無く、便利に使っていましたが、次に歩いた姫街道では山道もありました。しかし、iPhoneのGoogleマップでは山道など表示されておらず、これは全く役立たずになりました。

DIY GPS
そのうちにGPSのログ記録だけに使っていたGARMINのハンディGPSも壊れてしまい、そこで使い出したのがiPhoneアプリの「DIY GPS」。これはDIY となっているだけに、地図は自分で用意しなくてはなりませんでした。国土地理院の地図をMACの画面に表示し、このスクリーンショットを撮って、これを何枚かPhotoshop でつなぎ合わせ、この画像をDIY GPS に読み込ませ、左上と右下の座標を入力してやれば出来上がり。これは便利でした。元々の地図は画像データですから、地図上にメモやスタート地点からの距離などを1キロ毎に書き込み、便利に使っていました。



カシミール3D
そのうちに、こうした地図はカシミールで作ると楽な事を知りましたが、カシミールはWindowsソフトでMacでは動きません。まぁ、仕方ないと諦めていたら、どうやらWindowsのソフトをMacで動かす方法があると!!
bootcamp や市販されているエミュレーターソフトもありますが、フリーソフトで何とかなるようです。
調べてみたところ、WineというWindowsエミュレーターを使えばいいようですが、このインストールがかなり厄介なのだそうで、このインストールを自動でやってくれるMikuinstallerというものがあるようです。勿論このMikuinstallerも無料で提供されていました。
インストールには時間は掛かりましたが、何とか無事起動でき、その後はこれを使い、コースのgpxデータ、ウェイポイント、地図の作成など、随分便利になりました。国土地理院のサイトからダウンロード出来る、標高データも取り込み標高グラフも使えています。

MACで動いているカシミール3D
Geographica
そのうちにそれまで使っていた「DIY GPS」が進化し「Geographica」に進化し、ますます便利なアプリになっていきました。このGeographica の作者自身もかなりハードな登山をする方らしく、実際の登山の中で改良を重ねてきているので、現在では満足度 100% で毎回の街道歩きに使っています。冬山登山で低温環境テストまでしているといいますから凄いです。
Geographica

MACで無理して使っているカシミール3Dですから、これまでは一部不具合もありましたが、今年初め「NXWINE」というものを使って改めてカシミール3Dのインストールをしたところ、殆どの不具合は消えました。おまけにこれまでは使う事の出来なかったウェイポイントなどに置くアイコンも使えるようになり、現在は問題無しの状況で使えています。
しかし、MACネイティブのカシミール、出してくれないかなぁー......。


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