2021/03/17

Excelでcsvファイルが旨く読み込めない

Excelで検索が出来ない!

仕事でFileMaker Pro のバージョン9を未だに使っています。
これが動いているMacのOSはSierraなのですが、このOSでさえ正式にはサポートされていない程古いFileMaker Proなので時々おかしな挙動をみせます。
でも新しいバージョンはサブスクリプションソフトになっているようなのでそうそう簡単に手も出せず、騙し騙し使っていくしかないようです。

 しかし、いつ動かなくなるのかも分からないFileMakerを使い続けるのも不安があり、これまでのデータだけでもファイル変換して保存しておこうと、このデータをcsvで書き出してExcelで読み込んでみました
 FileMakerからはそのままExcelファイル(xls)としてエクスポート出来るようですが、自分の環境ではダメでした。 
逆にExcel側からFileMakerのファイルをそのままインポート出来るようなので、こちらを試してみたところ、これなら問題なく読み込めました。

 

関数での参照も出来ない!

読み込んだファイルもExcelでは何の問題は無いように見えましたが、SUMIF関数などで、検索文字の入ったセルを指定するとこれが全く認識されず、関数そのものが働かない事に気が付きました。
それもセルに入力されている語句がアルファベット1文字の場合に限っての事。そうでない場合は何も問題も無いのですから不思議。  
試しに、検索でセルに入った語句を検索しても見つからない状態。

 ありゃ? 何をどうしても検索に引っかからないのですから、そのセルを参照している関数も旨く働くわけがありません。
 いろいろと原因を探して見ましたが、原因は分からずじまい。

 

ワイルドカードで指定すると認識してくれた!

例えば、SUMIF の書式は SUMIF(範囲, 検索条件, 合計範囲)なので、この検索条件の指定をワイルドカードを使ったあいまいな検索条件に換えてやると指定したセルの語句も認識しました。 
sumifの中での検索条件は以下のようにしました。C5セルに検索条件が入っている場合
 "*"&c5&"*" 
としてやると何とか出来るようになりました。 でも、これは仕様では無さそうです。

それに、これでは自分の希望している集計はとれず、重複してしまうものも出てきてしまいます。 実際に見えている語句の前後に何かのコードが付け加えられてしまっているのか?

 

文字コードの変更

いろいろ調べているうちに文字コードの違いが原因といった記事が見つかりました。
文字化けしているわけでもないので、自分の場合は少し違うような気もしましたがやってみました。

 文字コードを変更するにはどうしたら良いのか? 簡単な方法としてはcsvファイルをMacに標準で入っているテキストエディットで開いてこれを複写し、複写したファイルをshift-JISで保存というものでした。 
やってみたところ、変わりなし。

 

結局はバージョンの古い対応外のOffice2011が原因だったようです。

いろいろと検証してみましたが、WPS Office のスプレッドシートでは何も問題は起きない事に気が付きました。 
苦労して分かった事は、単純明快で Office2011 が古くて正常動作していない、という事だったようです。 そろそろOffice2011も潮時なのかもしれません。

 

でもまぁとりあえずのnkfインストール

ターミナルから文字コードを変える方法が記載されていたので、ついでにやってみようかと思ったら、どうやらインストールしなければならないコマンドもあるようです。 ここまでやったからには最後まで!と思い、進めるもののこれが結構わかりにくいのです。
 
nkfの前にHomebrewのインストール
まずは文字コードを変えるための nkf を使えるようにしようと brew install nkf とやると、今度はbrew が無いとか何とか....

どうやら Homebrew のインストールが必要なようです。 

ところがこのHomebrewのインストールが想像以上に厄介なもので、あっちこっち調べまくって悪戦苦闘の末、かなりの時間を掛けてようやくインストールが完了しました。

やっとbrewが使えるようになった!

すごい数あるnfkのコマンドオプション

 ここで改めて先程の brew install nkf を打ち込むと、ようやくnkfのインストールが始まり、暫くの後に完了。
これでファイルの文字コード変更が可能になったのですが、云われたようにやってみてもExcelでの動作に変わりなし。
 
 そりゃそうです。結局原因は、Office2011がまともな動作をしていなかったという事なのですから... 

それに文字化けを起こしていた訳でもなかったし........

 これまでの時間は何だったのだろうか。 

 疲れた!

 まぁ、nkfコマンドが使えるようになった...... か。 

 nkfコマンドのオプションだけでも、すごい数あるみたいだ!
でも、このnfkって自分のレベルでそんなに使う機会などあるんだろうか?





2021/02/13

本能寺の変のとばっちりで死んでしまった穴山梅雪

本能寺の変のとばっちりで命を落とした穴山梅雪


2020年のNHKの大河ドラマ「麒麟がくる」がコロナによる撮影の遅れにより、例年のように年末では最終回にならず、2021年までずれこんで、2月の第1週にようやく完結しました。

信長と光秀の物語は本能寺の変で終了しましたが、自分が住む清水の江尻城主でもあった穴山梅雪もこの本能寺の変のとばっちりを受けて命を落としています。 

穴山梅雪は法名で本当の名は穴山信君(のぶただ)といいますが、梅雪のほうが一般に知られた名前になっています。

梅雪は武田氏の家臣で、武田二十四将の一人となっていたほどに家臣団の中では重要なポストについていた武将でした。 
母親は武田信玄の姉、妻は信玄の次女と、武田宗家との血縁関係もかなり濃いものです。 武田氏の中枢にいて軍師を勤めていた梅雪でしたが、織田信長による甲斐侵攻が始まる直前、あっさりと織田側に寝返りってしまいます。これには信玄の跡を継いだ子の勝頼との不仲もうらぎりの一因となっているようです。長篠の戦いの最中に戦線離脱してしまうほどですから、余程反りの合わない二人だったのでしょう。

 

武田氏の滅亡

天正10年3月、織田信長の甲斐侵攻により武田氏は滅んでしまいましたが、穴山梅雪は信長より甲斐河内領とこれまでの所領であった駿河江尻領を安堵されました。 月、この御礼を伝えるために梅雪は家康と共に安土を訪れ、そのあと家康と堺で遊覧していた時に本能寺の変が勃発。 これはヤバいと思った二人は堺を脱出し国に帰ろうとします。家康は二人別々に逃げたほうがいいだろうと、梅雪と分かれて伊賀越えコースで東に脱出に成功します。一方梅雪は木津川河畔(京都府京田辺市の山城大橋近く)で、落ち武者狩りの百姓勢に襲撃され、殺害されました。享年44。
一説には、後々邪魔になるかもしれない梅雪を家康が殺害したといった話も.....

 

梅雪の菩提寺、霊泉寺へ行ってみた

穴山梅雪の墓所は3箇所有るらしく、同じ清水区の大乗寺と残りの一箇所は梅雪終焉の地となった京都府田辺市の飯岡墓地になっています。

江尻城主だったこともあり、清水興津の井上にある霊泉寺は梅雪の墓所があるので行ってみました。

 霊泉寺は臨済宗妙心寺派の寺で創建は穴山梅雪になっています。 10年ほど前にもここを訪れていますが、寺のまわりの霊園はその当時より広がっているようで、名前も「清水霊園公園」となっていました。 

この霊園の奥まった所に霊泉寺があり、その裏手にある墓地の最上部に穴山梅雪の墓所がありました。 

墓所より折戸湾を望む
高い所にあるので折戸湾がみえますが、残念ながら梅雪の居城、江尻城(現在の江尻小学校辺り)の建っていた場所はここからは見えません。 

サビだらけの案内の看板はそろそろ作り変えたいところ



石塔の正面には「霊泉寺殿古道賢集公大居士」の戒名、側面には「天正十年六月二日」の命日が刻まれており、これはまさに「本能寺の変」の当日です。 

6月2日の未明に起きた本能寺の変の一大事が堺にいた家康や梅雪に伝えられ、これはヤバいと思った二人は別々に国に帰ろうとします。
この時家康は伊賀越えの道を選び無事三河に帰りますが、梅雪は田辺市の木津川河畔で落ち武者狩りにあいあえなく亡くなっています。 この当事の情報伝達のスピードは現在自分たちが思っているよりはかなり早かったようです。


2020/12/11

インテルi7 MacbookProをBigSurにアップデート


現在使っている2017年MacbookPro13 はCatalona へのアップデートは止めてMojaveで使い続けてきました。
というのも、Catalinaの不具合情報が多く、アップデートする気にはなれなかったのも一つのの理由でしたが、MojaveからCatalinaへの進化の程度がよくわからなかったという事もありました。それ以上にMojaveに留まった一番の理由は「32bitアプリは動かなくなる」ということが一番の理由になります。

 MacbookProに入っている32bitアプリは「FileMaker」「Offfice2011」「ATOK」などで現バージョンに換えるとなるとかなりの出費になるようなソフトばかりで、バージョンアップによる影響が大きすぎました。

 

Intel  i7の MacbookProでもBigSur は速いのか?

暫くはそのままMojaveで使っていましたが、M1チップを搭載した新MacbookPro13+BigSur の評判は予想に反して高評価で、ネット上でもそのスピードにビックリ!といった情報で溢れています。

 M1チップ搭載のMacbookProが凄いのは分かったのですが、ではインテルCPUのMacbookProをBigSurにしたらどうなのでしょう。そうした情報は少なく、実際、どの程度動いてくれるのか興味も湧きます。
 それ以上に、20年ぶりに、OSのバージョンナンバーが10から11に上がったのですから、どのようなものなのかと興味が湧くのは当然の事です。 しかし、自分のMacbookProは2017年なので、i7といってもクワッドコアでなく、デュアルコアのi7です。
そんなMacbookProでも早く動いてくれるのか?

動かないアプリが予想以上に出てしまった!

そこでTimeMachine でバックアップをとった上でMojaveから1世代飛び越し、BigSurにバージョンアップしてみました。
上記のアプリが動かなくなるのは承知していましたが、写真の管理やRAW現像に使っていた「Lightroom6」も使えなくなったのは想定外でした。 
Adobeから再度ダウンロードして再インストールしようと思ったら、なんとこれが出来ない! Lightroom6は買い切りタイプの最後のバージョンだったのですが、今は姿を消して入手は不可能のようでした。 他に変わるものも無いので、仕方なくサブスクリプションのLightroom Classic とPhotoshop を使えるようにしました。
Adobeでもこのセットのプランは他に比べて格安になっているので助かりました。

 他にも動画のダウンロードやファイル変換アプリの「Wondershare スーパーメディア変換!」も一部の機能しか働かないようです。これも日常的に使っていたアプリなので動かなくなってしまってガッカリ。

使えなくなったアプリの総額はかなりの金額になり、BigSurでも動く最新版を入手するかどうか?となると、ここはチト考えどころ。
新バージョンを入手しても来年は古希を迎えようとしている自分がこれからどれほど使うのかも分からず躊躇してしまいます。

 Apple純正のアプリでもiTunes は使い勝手がかなり変わり、ライブラリそのものを作り直さなくては使えないようでした。それに、これまではiTunesの中で管理していた動画(映画)は別アプリになり、こちらも新しいライブラリを作らなくてはなりませんでした。 
しかし、この件についてはBigSurで変わった訳ではなく、Catalinaからの変更のようで、Catalinaにバージョンアップした場合には自動的に新しいライブラリが作られたようです。でも自分の場合はCatalinaを飛び越えてしまったので、このライブラリのアップデートがうまく行かなかったという事のようです。
しかし、これもあとで調べてみたところ、MojaveからBigSurへのアップデートでも、音楽データや動画データのライブラリのアップデートは出来たようです。 
でもこれまでのライブラリは20年ほどライブラリのアップデートを繰り返して来たOS X 10.0 以来のライブラリなので、そろそろライブラリも新しく作り直しておいて正解だったのかもしれません。 

他にも幾つか一見不具合に見えるものもありますが、一番感じるのは各アプリの起動時間です。起動完了までにはかなり待たされるようになりました。起ち上がってしまえばそれ以後はMojaveの時より早いように感じますが、起動に時間が掛かるというのは嫌なものです。

 

Final Cut Pro X や Motion5 は速いみたいだけど、気のせい?

特にFinal Cut Pro 、Motion5 、Compressor などの映像関連のアプリは早くなっているように感じます。実際に同じソースで時間を計った訳ではないのですが、実際使っていて早く感じます。 
今のところはOffice や FileMaker などが使えなくても困るような事はありません。というのも、もう一台のMacBook Airの方に同じアプリが入っているので、必要な時はこれで何とか出来ています。 

Mojaveに戻そうか.....

こうなると、試験的に使ってみようと思ってバージョンアップしたBigSur でしたが、Mojave に戻すかどうか?と迷っています。
戻すのならば、早いほうがTimeMachineのバックアップからの空白時間が短くて済みます。変わりがそれ程無いのなら、32bitアプリも問題なく動くMojave に戻すのが正解なのか? 

迷うところです.....。



2020/11/21

Googleフォトよお前もか! 容量が制限付きになる

来年からは Googleフォトも無制限では使えなくなる

長い間使って来た画像クラウドサービスのFlickrが昨年一月に、それまで1TBまで無料で使えた物が、突然の有料化。
写真の保存という使い方では便利な機能も持っていたし、写真の公開方法もいろいろな公開の仕方があってかなり使えるサービスで重宝していました。

そんな便利なFlickrが突然の変更で、無料では1000枚までしか保存出来なくなってしまいました。
しかし、他に代用出来るようなところも無く、止む無くPro版に変更しました。
それ以前にはYahooでも同じようなサービスがあったのに、これも突然の縮小化で、画像の保存としては使い物にはならなくなってしまいました。

Flickrは日本語表示でなく全て英文だったのですが、最近になり日本語で表示されるようになり以前よりはわかりやすくなりました。

改善された部分もあるようなので、来年の1月でPro版も終了とする予定でいましたが、Flickr Proへの復帰もありかな?とも思っています。
まして、Googleフォトに制限がつくとなると尚更ということになってしまいます。

機能豊富なFlickr

flickerが有料化された時点で、Googleフォトもそのうちに無制限では無くなるのだろう、と思っていたら、思っていた以上に早くそのような事態になってしまいました。

Googleの説明によればGoogleフォトへのアップロード枚数は1週間で280億枚にもなるといいますから、今回の変更も無理もない措置と思えます。

Googleでは何年か前にも、それまでGoogleドライブの方でGoogleフォトの写真や動画を利用ことが出来ていたものも、GoogleフォトとGoogleドライブを切り離して全くの別物にしています。この結果、Googleドライブに写真アルバムを置くためには、改めてドライブにも写真ファイルをアップロードしなくてはならなってしまいました。

これまで無制限で使えたGoogleフォト

Googleフォトに足りないところはアルバムの階層化が出来ない事
でした。対して、flickrはこのアルバムの階層化構造を持てた事が一番の特徴でした。

Googleフォトでflickrと同じように保存しようとすると、千数百個のアルバムが一つの画面に出てくる事になり、この中から特定のアルバムを見つけるのはずっとスクロールして探すしかありません。

 Googleフォトとドライブがリンクできた時は、Googleフォトへアップロードしておいて、アルバム整理はドライブ側でフォルダを使って階層構造を作る事ができました。しかしフォトとドライブが切り離されてしまったことで、ドライブ側で画像の管理をする場合には改めてGoogleドライブにアップロードする必要があり、これは使用容量にカウントされてしまいます。
今後はGoogleフォト、Googleドライブ、どちらにしても画像の扱いは同じような事になってしまうのでしょうから、それなら最初からGoogleドライブで画像保存した方が良いのかも?
人に公開する為ならばGoogleフォトにするしか無いのでしょうが、保存というためならば、ドライブでの保存のほうが、階層構造を持てるだけ使いやすいのかもしれません。

自分の場合は何年か前から月250円でGoogleの容量は100GBに上げてあるのでまだ暫くは持ちそうですが、それとてやはり限りあるもので、無限ではありません。
Googleの予想によれば、現在の自分の使い方だは、あと4年は大丈夫なようです。

Amazon Photos はオリジナルサイズで無制限

Googleフォトが制限付きになると、残る無制限画像ストレージサービスはAmazon Photosだけになります。
amazon Photos

Amazonプライム会員なら使えるサービスで、自分も使っていますが、プライム会員の会費は支払っているので、無料サービスとは言えません

Amazonフォトはオリジナルの画像を無制限に保存できるのですが、残念な事に、アップロード等に時間がかかり過ぎて、積極的に使おうとは思えないのです。
そして、これもGoogleフォトと同じようにアルバムの階層構造は持てません。

これとて、何年か先にはflickerや Googleフォトと同じような制限付きになる事は十分想像できます。

やはり、外部のクラウドサービスに頼らず、パソコンに繋げたハードディスクでしっかり保存するのが、一番いい方法なのかもしれません。
保存と公開を旨く出来るのがFlickr だったのですが......




2020/11/14

17年ぶりの「夢の吊り橋」

久しぶりに寸又峡の夢の吊り橋に行ってみました。
時間を遡ってみると、どうやら友人一同で来た2003年以来のようですから、既に17年の月日が流れています。

紅葉の時期ということで、早く行かないと駐車場も満車になってしまうようです。
そんな訳で家を7:30には出発。

静岡から山越えで千頭に出るか、島田から大井川沿いに上がるか?
半月ほど前に16年乗って来たアルテッツァから乗り換えた中古スイフトRSのテストドライブも兼ねて山越えで行く事にしました。

Swift RS で初めてのドライブ

非力な車ですが、硬い足回りと軽い車重で、結構楽しく乗りまわせそうです。
おまけにマニュアルシフトに切り替えてコラム部にあるシフトパットでの変速も出来るので、これを使って峠道を、と思ったような次第。
でも、非力な車に3人も乗ると結構重いのですが、それでも思ったより軽快に動くのは意外でした。軽い車重が幸いしているのでしょう。
シフトのマニュアル操作は‥‥‥
正直面倒くさい!
7速まであるので、面倒なのです。

シートはダメだ~!

この車で一番ダメと思うのはシート。これまでのアルテッツァのシートはそれなりに包み込むようなシートで、体はある程度ホールドしてくれたけど、このシートはそのホールド感がありません。出来ればシートだけでも変えたいくらいです。

平日と言うこともあり道路は空いています。
静岡からの山越えの道は狭くて、これが連続すると些かウンザリ。以前はこうした道は好きだったのに、これも歳のせいなのでしょう。

それでも1時間半程で寸又峡温泉駐車場に到着しました。

寸又峡温泉

紅葉は丁度見頃を迎えています。コロナ騒ぎの中ですが、訪れた観光客は、マスクをしている人、していない人、半々くらい。

そんなに混み合っている訳でもないので、マスクも必要ないのでしょう。
吊り橋を渡って来るには1時間半程掛かるようです。
そんなに遠かったか?

夢の吊り橋

吊橋までの散策路からの紅葉は綺麗です。

ようやく吊橋へ下る道まで来ました。ブルーの湖面と紅葉が綺麗です。ゆっくり紅葉を眺めながら吊り橋に到着。混んでいる時は順番待ちになる吊り橋もこの時間はまだ人もそれほど居なく、監視する人さえいませんでした。


こんなに怖かったか?

以前ならなんでもなかった吊り橋だったのに、第一番に思ったのは「こんなに揺れた?」。とても手放しで進むわけにはいきませんでした。
歳と共にバランス感覚も失われつつあるようです。


途中まで行って怖くなり、戻る人も居るようですが、混雑している時には戻ることさえ出来なかったでしょう。
怖いけど、景色の方は、木々が綺麗に色づき、青い湖面との色合いが綺麗です。


綺麗なのはいいけど、渡ってからが一仕事。急な斜面の山道を上の道路に出るまで登って行かなくてはなりません

ここで汗が吹き出し、息も絶え絶え。これも歳のせいなのでしょう。
やっとの思いで上の道路に出ました。周りを見渡すと紅葉が綺麗です。これまで何度か来ていますが、今回が一番の紅葉でした。


駐車場は満車!

駐車場に戻ると、ほぼ満車状態。
やはり早く来て良かったです。でも道路が狭いですから、帰りの道は来る時にはあまりなかった対向車に苦労させられそうです。

帰りは静岡への山道はやめて、大井川沿いに島田に出ました。
この道も何年ぶりの事になるのでしょう。

初めての蓬莱橋

寸又峡でも歩いてきたので、ここでまた1800mの歩きは堪えます。



まだ渡った事の無かった蓬莱橋まで行き、渡ってみました。こんなに長いのか!と思うほど対岸は遥か先。

全長は897mあるようですから、往復では1800m。
折角なので対岸までしっかりと歩き通してきました。

コロナ対策

先日歩いて来た北国街道でもそうでしたが、コロナ騒ぎの中でも、各施設のコロナ対策が徹底して来たようで、また、そこを訪れる客の方も同じで感染対策するのが当たり前の世の中になりつつあります。
静岡県内の感染者数は11月13日現在で821人。
静岡県は400万県民と言いますから、大凡5000人に一人の割合です。
一人一人が気をつければ、他人への感染は防げるレベルの事と思えます。
それでも不要の外出は控えるべきなのでしょう。

それにしても、この二、三日の増え方は凄い!


2020/10/31

Illustratorの代わりに使えるドローソフト探し。AffinityDesignerで決まり!

以前、自分の住む地区でミニコミ誌を仲間と発行して、その編集にはIlliustratorを使っていました。しかしミニコミ誌も10年続けて休刊となり、編集ソフトもIllustrator程の機能を必要とする場面もなくなりました。
それにAdobeの商品は買い切り出来るものが無くなり殆どはサブスクリプションアプリになってしまいました。
 

使いやすかったAutodesk Graphic(旧 iDraw)

長い間使ってきた Graphicでしたが...


その後はずっと、これまで「Autodesk Graphic」というソフトを使ってきました。以前は「iDraw」と云われていたドロー系のソフトです。

しかし、ここ2年ほどバージョンアップが全く行われておらず、「Mojave」では少しその動きにおかしな挙動も見受けられるようになってきました。

不安定なソフトを使っていては精神的にもよくないと思い、これに変わるドローソフトを探していましたが、なかなかこれといった物が見つかりませんでした。 
逆に見れば、それ程これまでの Graphic の出来が良く、また使いやすかった、と言う事になります。 機能的にはそれほどの物は持っていませんでしたが、安定していて、確かに使いやすいソフトでした。

Inkscape は????

無料で高機能という事で知られているInkscape も試してみましたが、インターフェースに癖があってイマイチ馴染めません。それ以前に日本語入力がまともに出来ないのでは自分の環境では使えたものではありませんでした。日本語入力は他のテキストエディタなどで行い、これをコピペすれば可能なようです。しかし、これではストレスが溜まる一方の作業になってしまいます。 という事でこのInkscape は使うこと無くパソコンから消えて行きました。

 

無料で使えるGravitDesignerを見つけた!

無料でこれだけの機能があれば使えると思ったけど...


そんな中で、先日「GravitDesigner」というソフトを見つけました。それも無料で使えるようです。早速ダウンロードして使ってみました。 

無料版と有償版がありましたが、無料と有料の機能差を見てみると取りあえずは無料版で十分使えそうです。1週間ほど試しに使ってみましたが、どうもイマイチです。 

その一番の問題はやはりテキスト周りになります。日本語入力で表示されるフォントとされないフォントがあり(半角文字しか無いフォントがどれなのか分からない)フォントの選択が何ともやり難いのです。 それに当然ながら、日本語の縦書きは駄目でした。

AffinityDesigner これはいけそう!


AffinityDesigner はかなり使えます。

いろいろと探している中でAffinityDesigner というソフトが見つかりました。レビューなど見ても4つ星となかなかの高評価です。 

値段は6,100円と少し高めではありますが、昔(Dosの時代)と比べればソフトウェアの値段は安くなりました。まして、評判通りのソフトならかなり格安とも言えるくらいです。 

早速ダウンロードして使ってみました。 「もうIllustratorは要らない!」と云われる評判通りの機能をもっており、問題の日本語入力も縦書きには対応していないものの、かなり細かな設定が可能です。 

この AffinityDesignerの変わっている特徴というと、ドロー系ソフトでありながらペイント系(ビットマップ画像)もある程度は扱えるという事で、モード切り替えが出来ます。

実際の 自分の使い方としたら、ビットマップ画像はPhotoshop、または Pixelmator Pro を使えばいいので、この機能を使うことは無さそうです。 
何よりもいいと思うのはAdobeのソフトに比べるとその動きが超軽い、と言う事に尽きます。 確かにIllustratorは凄い機能を持っていますが、その代償として動きがかなり重たくなってしまいました。自分に必要な機能はIllustratorの持つ、その半分にもならないでしょう。 

写真関連ではPhotoshopとPixelmator Pro を使っていますが、Photoshopは使いたかった訳ではなく、自分ではPixelmatorで十分でした。 写真管理でどうしても必要になったLightroomを使うために、サブスクリプションで抱き合わせセットになっているPhotoshopも入ってしまったという訳です。 
このAffinityDesigner はまだ使い始めて3日程ですが、自分のやりたい事はあらかた出来るようです。
強いて使いにくいところを上げるのなら
オブジェクト別にレイヤーは全て独立した別レイヤーになってしまう
まぁ、これは一つのレイヤーに纏めたいオブジェクトをグループ化すればIllustratorと同じようなレイヤーにする事は出来るものの、やはりその都度レイヤーをグループ化するのも面倒です。

 ・ 日本語の縦書き表示が出来ない
他のドロー系ソフトでも同じようなもので、やはりIllustratorと同じような縦書きをサポートしているソフトは無いようです。
これも縦書きにする方法はあるので、一行の縦書きなら何とかなります。

 今の所、マイナス面としてはこの程度の部分しか気が付きません。これから使っているうちに良い点、悪い点も見つかるのでしょうが、値段の事を考えると大満足の「AffinityDesigner」です。 

YOUTUBEでも大勢の人たちがAffinityDesignerについての動画を上げてくれているので、これも結構参考になります。

 殆どの部分はIllustratorに準じた操作に近いので、使う上でそれほど戸惑うこともなさそうです。 
世の中には自分のように、脱Adobe を目指している人たちは多いようで、そんな人達はこのAffinityDesigner をIllustratorキラーと呼んでいるようです。 
確かにこれならかなりの人達がAffinityDesignerに流れていくのかもしれません。


2020/10/03

Motion5で地図上を旅人が移動する動画を作る

Motion5で作る動く地図


仲間と街道ウォークなどしていると、帰ってきてから動画に纏めて配布することがあります。

動画といっても撮ってきた写真を元に少し動きを加えた程度の物ですが、これにBGMを付けると、結構それなりの動画に見えてきます。
 実際に歩いている時にGPSロガーでログを取っているので、このファイルを元にMotion5で動く地図を作ってみようと思い立ち、何回か続けているうちに、最初の頃の単純なものから、少しづつ形を整え、今では何となくそれなりの形になって来ました。 

しかし、このような作業はそうそう頻繁に行うものでは無いので、少し間が空いただけで忘れてしまい、その度に、はて?どうするんだったか?という状況に陥ります。

 今回、これを自分の備忘録として纏めてみようと初めてみました。

材料となる地図を作る

題材はもう10年以上も前に歩いた旧東海道、池鯉鮒宿から宮宿の七里の渡し場までの記録からです。 

まず、元になる地図を支度しなくてはなりません。 文字で説明するより動画にした方が分かりやすいだろうと思い、これは動画に纏めておきました。この動画である程度の事は分かると思います。

 作る地図は2つで、一つは地図だけのもの。そしてもう一つは全く同じ地図で、歩いた軌跡ラインの入ったもの。この2つが必要になります。

GPSの記録がいつでも有るわけでも無いので、その場合は地図にペイントソフトなどで、軌跡を書き込んだものでも十分使えます。
重要なのは全く同じサイズの地図で、片方は何も無い地図だけのもの。そしてもう一枚は歩いた軌跡の入ったものになります。

Googleマップで材料のマイマップを作成する
次はこの地図から余分な部分を消して、必要なエリアだけにします。

今回の地図は上下に余裕が無いので、出来れば上下にスクロールさせて2枚のスクリーンショットを撮り、これを合成して一枚の地図にしたいところですが、この動画は説明が主な目的なので分かりやすいよう、一枚の地図で済ませました。 

これもPhotoshopでの作業を動画にしてみたので、こちらを参考にして下さい。

 
Photoshop での地図の補正

2枚の地図が出来上がれば、地図の支度は完了です。 ここからは「Motion5」の出番となります。

 

Motion5起動

起動したら、新規→Motionプロジェクト、継続時間は適当に、これは今回は30秒にしました。フレームレートはDVDに焼く可能性もあるので29.97fpsで、解像度は1280x720 の720Pにしてあります。 以下、Motion5での作業も動画に纏めました。

Motion5での作業

最初の頃はベジェで描いた軌跡がスタート地点から伸びていくだけでしたが、この先端に旅人の画像を入れて見たところ、少し動きも出てきました

そのうちに、これにスタート地点からの距離も表示したいと考え、旅人の後ろにカウントしていく距離を表示してみました。 
ベジェ曲線を描く時に面倒でも、下の地図のラインを丁寧にトレースしてやると、この距離の表示も実際の距離との誤差は僅かで済むようになります。
先頭を歩く旅人も、今回の場合は左へ進むだけなので、左向きの姿だけで済みましたが、これもコースに寄っては右を向いたり左を向いたりすることも必要になる場合があります。

後ろ向きで進むのは不自然なので、進む方向が変わった時には右向きの旅人と左向きの旅人の表示を切り替える事を考えました。 
当初は単純に切り替え地点でキーフレームを打ち、Y軸の180度回転で行けるのではないかと思いましたが、カメラを加えているために、3軸を考えなくてはならなくなり、結局この方法は面倒になり、自分のレベルでは上手くいかないと諦めました。

 ここは無駄でも、左右向きの違う2つの旅人のレイヤー(トラック)を作り、進行方向が変わる地点で2つのレイヤーの表示を切り替えていく、といった方法をとるのが分かりやすかったです。 

今回の動画では旅人の向きは一定しているので、こうした処理は必要なしで済んでいます。 

Motion5は分かりにくい(年寄りの自分の頭では)ソフトですが、これをある程度使えるようになれば、結構面白い動画が出来ると思います。でも、自分には無理かなぁ〜〜。