2015/06/19

Lightroom 地図表示

メジャーな観光地に出かけての写真ならば撮影場所は特定出来るが、街道ウォークのような場合、歩きながら撮った石仏や歴史遺構など、撮影場所を特定するのは難しい。
そこで、何処かに出かける時にはGPSロガー(HOLUX のM-241)を持って行く事が多い。今回の塩の道でも3日間、GPSのログはとっておいた。
帰ってきてからこのGPSデータをパソコンに取り込むのだが、現在はGPSデータの取込にはmyTrucks というアプリを使っている。

GPSデータを取り込んだあと、写真を読み込み、写真に記録された撮影時間と、GPSデータの時間を照らし合わせて、その時間差を計算し写真に位置データ(ジオタグ)を書き込む事になる。しかし、カメラの時間がいつも正確な時間となっているわけでも無い。これがずれていれば当然書き込まれる位置データも場所のズレが出てしまう事になる。
そこで出かけてGPSのログをとっている時に下のようなロガーを時間表示モードにして、これを一枚撮影しておく。この写真の撮影時間とこの写真に写された液晶画面の時間の差がズレとなる。
今回の場合+41秒のズレがあった。
GPSの時間は正確なので、狂っているのはカメラの時計と言う事になる。撮影された写真全ての撮影時間をずれた分だけ+−してシフトして、この正確な時間を上書きしてしまえば良いわけだ。この撮影された時間の変更にはフリーソフトの「Exif Data Change」というアプリが便利だ。書き換えは日単位、時間単位、分単位、秒単位、で+−出来る。今回の41秒のズレは−41秒に設定して書き換えたが、200枚程の写真の書き換えは一瞬で終わる。

ここまでやって改めてmyTrucks に写真を全て読み込み、記録してきたGPSデータから位置情報を書き込む。勿論これは一枚一枚手動でやるわけではなく、myTrucks が自動でやってくれる。
Lightroomには地図上に撮影場所をプロットする機能があるので、位置情報が書き込まれた写真はこの地図上に表示させる事が出来るようになる。
GPSロガーも以前はGARMIN社のものを使っていたが、これが壊れてしまい、一昨年からこの安いHOLUX の製品を使っている。発売されたのはもうかなり前になるようだが、未だに販売されていて、結構皆さん使っているようだ。
安いながらもGPSの信号を林の中などでロストすることはまず無い。しかし、GPSは時速が10Km以下の場合が苦手なのだそうで、このスピードの中では記録されたデータも少し暴れている。しかしこれはほとんど問題にならないレベルだし、値段的にも数千円だったのでこの値段でこの性能ならばと、何とか納得している。
撮影された場所が地図の上で確認出来るってのは思った以上に楽しいものだ。



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