2017/12/31

カシミール3Dとスーパー地形とGeographica

青はトラックデータ、赤はマーカー
以前、カシミール3DをMacで動かす話はしましたが、先日このカシミールの開発者である「杉本」さんが作ったiPhoneアプリの「スーパー地形」というappを見つけました。以前からあったアプリのようですが今までは同じような機能を持った「Geographica」を使っていてこれで十分満足していたので他を探した事もありませんでした。

まだ実際の現場(街道歩き)では使ったことは無いのですが、次回(1月5日)の甲州道中歩きで使ってみようと思います。これまでもGeograhpicaで使うコースデータはカシミールで作ってGeographicaに送っていたのですが、この
「スーパー地形」はカシミールの制作者本人が作っているのですからその連携はGeographica以上に旨くいくのでは?と期待してしまいます。

マップデータはGeograhpicaと同じように事前に読み込んでキャッシュ出来ますが、Geograhpicaのように地図を見ただけでキャッシュ出来ると言うわけでは無さそうで、区域毎の地図を事前に一括してダウンロードする必要があります。でも、この一括ダウンロード機能がなかなか使いやすく、現在ダウンロードされている地図の区域を地図上で確認出来るようになっていました。

Geograhpicaにあって「スーパー地形」に無い機能も幾つかありますが、どうしても実装して欲しいのは現在位置のシェア機能。歩いている途中、何回か現在地を仲間に知らせるので、簡単にポジションの送信機能は欲しいです。それとコースデータ(トラックデータ)の何キロ地点に来ているのかを簡単に知る機能。


一括ダウンロード画面
かなりの高機能アプリでカシミールで出来る殆ど?の事このスーパー地形でも出来るようです。面白いのはカシバードに似た3D画像を作る機能、またパノラマ画像(線画)を表示する機能、また「見通し判定」など、かなりの機能を持っています。

Geographicaにもカスタムマップ機能もありましたが、そのカスタムマップはカシミールで作った物を使っていましたから、このような機能はこちらのスーパー地形の方が使い勝手はいいのかもしれません。

ただ一つ気になるのはバッテリーの消費の程度です。高機能になればそれなりに電力消費も大きいのでは?と一抹の不安が....
オフラインモードというのもあるので、地図はダウンロードしておいてオフラインで使用すれば多少は電力消費も抑えられるのかもしれません。
このオフラインモードというのはiPhoneの機内モードとは別物で、このアプリだけをオフラインで使うというものです。

取りあえず次回はまだこれ1本に頼るのも少し心配なので「スーパー地形」とGeographicaの併用が出来るような形にしておいた方がいいのかも。今は専用のgpsロガーでとっているgpsのログも出来る事ならこれでとってしまいたいのですが、やはり心配は電力消費です。

2017/12/27

ちきゅう一般公開・清水港


12月23日、24日の二日間、清水港日の出埠頭において地球深部探査船「ちきゅう」の一般公開が行われました。事前に申し込み、当たっていたので、行ってみました。「ちきゅう」は清水港には年間に何度も入って来ますが、いつもは興津埠頭に停泊し、廻りはバリケードで固めてしまうので近よる事も出来ません。そこで離れた道路から見る事になりますが、距離もあるために、あまり大きな船という感じはありませんでした。しかし今回、近くで見て、その大きさにはビックリです。流石に56,000tを越える船ともなれば大きいです。
自分たちが乗船できる時間帯枠は3時からとなっていましたが、そんなの関係ないほどの長蛇の列。幸いな事にこの日は割と暖かな日で風も無く、さほど寒い思いをせずに済みました。結局1時間ほど待ってやっと乗船た。5階上のデッキまで一気に上がり、外に出てみると高い!!。




ブリッジ
バラストコントロール関連のパネル
このレーダー、船の航跡まで出ていました
海上で船体位置を固定するためのコントロール
この船を所有する「JAMSTEC」の広報関係の方でしょうか。この方が写真をいっぱい撮って、SNSで公開して大勢の人に見せてあげて、と盛んに広報していました。
JAMSTEC(海洋研究開発機構)

人数を制限しながら乗船させているので船内はそれ程の混雑も感じる事無く、ゆっくりと廻ってみることが出来ました。

この日は富士山もクッキリ。これだけ暖かい日にこれだけハッキリ見えるのも珍しいのでは?


2017/12/08

Macbook Air のキートップ破損 その後

Macbook Air のキートップ破損のその後の結果ですが、残念ながらオークションのジャンク品は7000円以上にもなり、ここで降りました。たかだかキートップ2個の為に7000円以上も掛けるなんて馬鹿げています。それにそこまでするのなら中古のもう少し後期のモデルを買った方が良さそうです。
このまま捨てるわけにもいかないので、他のオークションを探していたら中古のキーボードから希望のキートップを外して一個売りしているオークションがありました。オークションと言っても競る訳では無く、2個で900円でした。Appleに修理に出したら?万円もの出費になったものが、900円(それも送料は先方持ちでした)ですから助かりました。出品されていた方には大感謝です。

2017/12/03

Macbook Airのキートップ

もう7年経とうとしているMacbook Air のキーボードの動きが悪いので掃除しようとキートップを外したのはいいが、はめる時に爪を痛めて取り付けられなくなってしまいました。同じような経験をしている人は結構いるようですが、やはりキートップの単体売りはしていないようです。そうかといってこのロートル機のキーボード全体を変えるのは幾らなんでも勿体ない。Appleのサービスに持ち込めればキートップは無償で交換してくれるようなのですが、近くにはありません。
そこで、Yahooのオークションにジャンク品が出ていないかと見てみたら、巧い具合に同機種のジャンク品が出品されていました。現在これを落札中なのですが、一体どの程度までせり上がってしまうのか?
それにしても、キートップ1個の為に、ジャンク品とはいえMacbook Air を一台買わなければならないなんて悔しい限りです。キートップの一個売りしてくれれば随分とたすかるのに。
このMacBook Air 、買ってから7年の間、随分と便利に使わせて貰いました。旅行に出る時もよく持ち歩きましたが、故障は無しでよくも働き続けてくれたものです。メインで使っているiMac27 も2010年からだから、そろそろ.....かな。

2017/11/30

竹田城跡

立雲峡からの竹田城趾
過去2回行っても巡り会えなかった雲海にようやくお目にかかれました。やはり雲海に浮かんだ姿は幽玄とも言える世界でした。写真は竹田城跡の東にある立雲峡からの一枚です。初めて行った時には自分以外には2人しか居なかったのですが、今はこちらに来る観光客の方が多そうでした。この後、移動して駐車場から40分程かけて城址に登ってみましたが、そちらは意外に人がいなく、10人程度でした。2回目に来た時には数百人?いた事を思うと、観光客の気紛れさを改めて納得。

竹田城跡は雲海が出ていようが無かろうが、やはり一度は見ておくべき価値のあるものです。

最初は柵も何も無かった城趾でしたが、今では通路には土壌流出防止用の毛布のようなものが敷かれ、両側には柵でロープが張られてしまい、通路以外は進入禁止になってしまいました。あまりにも大勢の観光客が訪れるようになった結果なのでしょうが、人が来れば荒れる、来なければ寂れる、と難しいもののようです。大手門の所には受付事務所と立派なトイレも出来ていました。
ただ、城址に上がるハードルは高く、足腰が丈夫でないと厳しいところがあります。

2017/11/25

坂東観音巡礼

あんどん倶楽部という自分が参加している集まりでこれまでは「100寺巡礼」やら「秩父観音巡礼」「宿場巡り」などしてきましたが、今度は「坂東観音巡礼」を始めることになりました。自分としたら大歓迎です。というのも100寺巡礼で鎌倉五山を廻った折、最後の浄妙寺の近くに坂東の一番札所である「杉本寺」があったので、数人で寄ってきていました。その時が自分にとっての坂東観音巡礼スタートの日になり、その翌年の正月、友人と二人で厨子から鎌倉を歩きながら鎌倉市内にある札所3ヵ所と小田原の1ヵ所を廻って来ました。以前廻った西国霊場と違い、坂東の札所は大きなお寺からほんとに小さなお寺まで千差万別。それでもその後行った札所に較べれば鎌倉や小田原にあるお寺は大きく立派なものでした。
今回廻った5寺は個人的には既に参詣済みの所ばかりでしたが、改めてリスタートです。


  1番 杉本寺  
杉本寺 石段

杉本寺の石段は柔らかな鎌倉石を使っているため、これまでの参詣者の数を物語るかのように磨り減って苔むしています。現在は通行不可となっており、石段横の通路を通ります。

  2番 岩殿寺  
岩殿寺 奥の院
岩殿寺は鎌倉市内ではなく逗子市にあります。また、奥の院といっても岩殿寺のそれは観音堂の裏にあるので苦労もせずに辿り着けます。この洞の奥には行基の作と伝わる十一面観音菩薩像が安置されており、この岩の祠が岩殿寺の寺名の所以になっています。本堂に安置されている本尊は絶対秘仏で非公開。


  3番 安養院  
安養院 本堂
逗子から再び鎌倉に戻ります。安養院は北条政子が夫、頼朝の菩提を弔うために長谷の方に建てた長楽寺が元になっているといい、それが現在の地に移り安養院となったとか。安養院は政子の法号から来ています。この寺は鎌倉のツツジの名所としても知られ、花の時期には見事なツツジを見る事が出来るようです。帰って来てから知りましたが、この寺には映画監督「黒澤明」監督の墓もあるようでした。


  4番 長谷寺  

観音堂と阿弥陀堂
長谷寺は大きなお寺です。ここの本尊の十一面観音は奈良の長谷寺の観音像と同寸といいます。奈良の長谷寺の徳道上人は十一面観音を2体同時に造り、その1体を海に流したところ、十数年後に三浦半島に流れ着いたものを安置したのが鎌倉長谷寺の始まりといいます。これまでは静かだった札所に較べるとここは賑やかです。それに外人さんも多い!

  5番 勝福寺  
観音堂
小田原まで戻ってきました。この勝福寺の創建に拘わった人たちの名前を見ると、その当時では超メジャーな有名人のオンパレードです。まずこの寺の興りは唐からやって来た鑑真が請来した十一面観音像が時の孝謙天皇に献上され、これは当時孝謙天皇の信頼を得ていた弓削道鏡に下賜されます。この後、孝謙上皇崩御の後力を失った道鏡は房総に左遷されますが、そこに赴く途中、この地で堂を建てこの観音像を安置したのがこの寺の始まりといい、その後、東大寺実忠大僧都を開山初祖に落慶大法要を行なっています。鑑真、孝謙天皇、道鏡、実忠、と時の有名人層揃えといったところ。

この5寺意外にも三寺ほどは参詣済みとなっています。しかし、満願するのは一体何時のことになるのか!


2017/11/17

猿橋の紅葉


昨日(11月16日)甲州道中4回目、鳥沢駅から笹子駅までの約20Kmを歩いて来ました。今回期待していたのは大月にある猿橋の紅葉です。甲州道中そのものがこの橋を越えていて、その当時よくもこんな所に橋を作ったものだと感心します。猿がこの渓谷を渡るのを見て、この橋を架けたといいますが、まぁ伝説の類いでしょう。猿橋は岩国の錦帯橋、木曽の桟と並び日本三大奇矯に数えられています。
戊辰戦争の際、柏尾坂の戦いで完敗した甲陽鎮撫隊が撤退する時、この橋を焼落として遁走する時間を稼ごうとしましたが、地元民に迷惑が及ぶという事で実行されたかったといいます。

橋の上からみる渓谷は見事に色付いていました。最近ではこんなに綺麗な紅葉を見たのは久しぶり。勿論今年一番の紅葉でした。
さて、次回はいよいよ甲州道中一番の難所「笹子峠」越えです。