2020/03/14

Linux Mint で カシミール3D

10年前のVAIO VPCJ137F

昨年、知人からWindows7の入っている10年前のVAIOを貰いました。

中身はほぼ空の状態でしたが、自分は普段はMacを使っているので、特別にこのWindowsマシンを使う場面もあまりありませんでした。

ただ、Windows版しか出ていない地図アプリの「カシミール3D」だけは入れて、これは街道歩きの地図作りに便利に使って来ました。
このソフトが無ければミスコース無しに街道を歩くのは難しいです。

それまでもMacでWineというソフトを使って何とかこの「カシミール3D」は使って来ましたが、やはりMacではエミュレーション?でしか無く、その動作スピードは満足のいくものではありませんでした。

いくら10年前のパソコンとはいえ、ネイティブで動くこの「カシミール3D」はMacの動きとは違いそこそこのスピードでした。
勿論、早い、と言ったレベルのものではありませんでしたが.....
Windows7 サポート終了
そんなこんなしているうちに今年1月にはWindows7のサポートが打ち切られてしまいました

自分の使い道はこのこの「カシミール3D」でしかありませんでしたから余り気にも留めていませんでした。
そんな時にWindows7 サポート切れのWindows機にLinux を入れて動かす人達が最近は多いのだと聞きました。
自分でもLinux には以前より興味があったので、いろいろ調べてみると、それ程厄介なものでは無さそうです。
Linux の有り難いところは、このOSから、OS上で動くアプリケーションソフトまで全て無料と言う事です。無料ならば試して見る気にもなります。

Linux Mint の導入
そこで、VAIOのハードディスクの中にLinuxの入るスペースを作らなければなりません。これはWindowsの方で使用領域を縮小して100GBの未使用領域を作りました。

次はLinuxのダウンロードです。Linuxといってもいろいろな種類(これをディストリビューションと言うようです)が有り、迷う所ですが、初心者向けのLinux Mint がいいと言う事のようでした。
早速、このインストール用のisoファイルを入手します。
ところが厄介な事にLinux Mint の中にも3つのエディションがあり、またその上にこの一つ一つのエディションに32bit版と64bit版がありました。
この中で自分が選んだのは Cinnamon というエディションの64bit版でした。
まずはこれをダウンロードしましたが、今度はこのイメージファイルをDVDかUSBメモリーに入れて、起動ディスクを作る必要があります
ただ、単純にファイルをコピーしただけではダメで、特にUSBメモリーを起動ディスクにするにはまた特別なソフトが必要でした。
これもネット上で入手(勿論フリーソフト)して、USBメモリーの起動ディスクを作成します。
このUSBメモリーから起動させるには起動ドライブをこれに指定しなくてはなりません。

何の問題も無くあっけなく起ち上がったLinux Mint のデスクトップ


これはVAIOの場合はスイッチオンと同時にF2キーの連打でBIOSが表示されるので、この画面で指定しました。
何とも拍子抜けするくらい簡単にLinux Mint のデスクトップ画面が表示されました。

Linux Mint が簡単に起動した

このままでもそれなりに試用出来るので、暫くは様子を見てみました。
何とか使えそうです。
そこで、デスクトップ画面の中にあるインストールアイコンをクリックするとインストールが始まりました。
途中、よく分からない所もありましたが、その度にネットで調べて、なんとか無事にインストール出来ました。
日本語入力の為のインプット・メソッドもこのインストール段階で入ってしまうので、インストール後の再起動で立ち上がった時には日本語入力も出来ました。
この日本語入力も各種の設定が可能で、自分がこれまで使って来た「ATOK」仕様にしてみました。

Linux版表計算ソフト LibreOffice Calc 関数までほぼ100%のExcel互換

Linux の有り難い事の一つに各アプリケーションソフトのインストールが簡単な事。自分が欲しいアプリを選択するだけでいとも簡単にインストール出来てしまいます。
驚くのはその動作の軽さです。これがLinux 一番の特徴です。
Windows7ではモッサリしていてウンザリする程でしたが、同じパソコンでこうも違うのか?と驚く程の軽さです。そのサクサク感は快感!!!


CPUをPentium から i5 に換装!!
ここまで来ると些かの欲も出てきます。
このVAIOの心臓部(CPU)はPentium P6200 という物でこれを換える事が出来れば今以上のスピードアップが望めそうです。

このVAIOが発売された時、この上位機種には 「i5」や「i7」といったCPUを使ったバージョンもありましたから、これらの中古CPUが手に入れば換装出来そうです。
調べてみるとCPUが挿さるソケットが同じもので「i5 480M」というCPUがあるようです。
さっそく探してみた所、Yahooショップでこの中古を発見。値段は2400円 程度でした。早速これを購入し、同時にCPUと冷却ヒートシンクの密着性を高める為のCPUグリスも購入。両方で大凡3000円。これで旨く動けば安いものです。

今の時代、プラスチックカバーを外すのが一番難しく、また壊してしまいそうで怖いです。

金属カバーを外すと目当てのCPUが出てきました。左下の銅管の先端にあるのがPentium P6200


ヒートシンクとCPUを外した状態のCPUソケット。一体幾つの穴があるのでしょう?



左が取り外したP6200  右が中古で購入したi5   当然ながら全く同じ形状です。これがソケットの穴に刺さります。
CPUとグリスの両方が届いた所で、いよいよCPUの換装作業です。
先ずはVAIOの足の部分を外すのが一番最初。この穴からハードディスクを取り外します。苦労しながらも裏蓋を外すと、全体がシールド用の金属板に覆われた内部にアクセス出来ます。このVAIOはTVチューナーも入っているので、このようなシールドが必要だったのでしょう。

取り外したP6200 の裏側にビッシリ生えてるピン。一辺30ピンくらいはあるようです。
慎重にこの金属カバーを外すとお目当てのCPUが見えました。
ここまで来ればあとは簡単です。CPUにくっついているヒートシンクと冷却ファンを取り外しCPUをソケットのロックを緩めるとCPUが外れました。

すでにCPUグリスも乾いて固まってしまっていました。換装後はCPUの性能もアップするので発熱も大きくなるはずです。
冷却を完璧にする為に固まってしまった古いグリスは綺麗にとり、改めて新しいグリスをつけ、ヒートシンク再装着。
ここから先はバラした時と逆順で組み立てて行けば完成です。

早い!!!
特別な問題も無くCPUの換装が完了しました。
換装後初起動。ハードディスクは換えた訳でも無いですから、起動スピードは変わりません。
しかし、各アプリを起動してからのその動きは速いです。
今自分が使っているi7の2017年Macbook Proに迫る体感スピード?
このスピードは快感です。

デスクトップの背景を変えてみました。言い雰囲気のデスクトップです。

最終段階 カシミール3Dのインストゥール
そこで、いよいよ「カシミール3D」のインストールにトライ!!

これはMacと同じようにWine を使います。
Macと決定的に違うのはWineの導入がいとも簡単に済んでしまう事。

Linixの「ソフトウェアの管理」からWineを選択するだけで、もろもろの必要ファイルを入れて呉れて、これでWindowsアプリをインストール出来る状態になりました。
Macの時は訳が分からずに随分苦労した記憶があるのですが、Linuxでは超簡単でした。
カシミールのサイトから「カシミール3D」のインストールプログラムをダウンロードし、これをWクリックするだけで Wine が起動し、簡単にカシミール3Dのインストールが出来てしまいました。

無事に問題なく起ち上がったカシミール3D

起動してみると、かなり軽快に動きます。本家本元のWindowsの時より早いのはCPUがi5に変わった為なのでしょう。
このLinux Mint を使い出してからはまずフリーズする事はありません。
超安定動作していますが、ただ一つ、スリープした後では有線LANが切れてしまっている事で、これは何をどうしても駄目でリセットしない限り繋がりません。
WiFiの方は切れないのですから、何とも不思議。
これもバージョンアップをしていく中で、そのうちには解決するのでしょう。

ようやく全ての設定が完了

これまでのWindowsの時のようにストレスを感じながらと言う事も無くなったので、自分のメインパソコン、Macbook Pro よりこのVAIOの前にいる時間の方が長くなってきてしまいました。
旨く使い分けて行こうと思います。
因みにこのLinux Mint のサポートは2023年までのようですから、暫くは安心して使えるようです。

ハードディスクをSSDに換装する....
さて、ここまで来るとハードディスクもSSDに換装したくなります。実際にはCPUの換装より、SSDに換えた時の方が遙かに早くなるはずです。

ハードディスクのテストすると不良セクターも少し出始めているようだし.......
やっちゃおうかなぁーー......

これを頂いたT・Mさんには感謝、感謝 です。



2020/03/06

小学校の休校で孫の子守

ペダルを外して蹴りやすくしました。


新型コロナウィルスの感染防止の為に、小学校が休校になり、息子の子供を昼間預かる事になりました。
そこで、小2になるのに未だに乗れない自転車の練習を始めました。

自転車に乗れるようにしたい!!

この自転車、保育園の時に買った物なのですが、乗れないままにそろそろ小学生の体型では小さくなってきました。
息子の教えた時の方法で教えようとしましたが、なかなか進歩しません。
そこでYOUTUBEで練習法を探して、これを見てみたところ、良い練習法を見つけました。
これならうまくいくかも?と早速この練習法で始めてみました。

まず最初は自転車に跨がらず、ハンドルを横から持って歩く練習からでした。簡単そうでも、体の反対側に曲がる時には難しそうです。
これが安定して出来るようになったら、次はサドルに跨って、左右の足で交互に蹴って進むという練習。
やりやすいようにベダルは外しておきました。
ところがうちの孫は女の子で、力が無いのか、なかなかスピードも上がりません。左右の足交互では少し難しいようです。そこで早々と次の段階、両足で同時に蹴る練習に進みました。
両足なので、力不足の孫でもこれなら何とかなりそうです。
嫌になるのを宥めながらの練習ですが、ある程度継続すれば何とかなるのでしょう。

鉛筆の持ち方の矯正

もう一つ、気になったのが、勉強している時の鉛筆の持ち方。
これはかなり酷いですが、こうした事は学校では教えないようです。そこで、休校中にこれを何とかしてやりたいと、矯正を始めましたが、これまでに習慣付いているものを変えようとするのはそうそう簡単な事ではありませんでした。
amazon でこうした矯正グッズがないか、と探してみたところ、何種類か見つかりました。
高額なものでもないので、即買い。

5つ入っていました。

これくらいなら及第点?

昨日これが届きましたが、これは効果ありそうです。学校が休みの間、これを使っていれば何とかまともな持ち方変えられるかもしれません。
ただ、左右兼用という事で、サイズが大きめなのが少し残念な点。少し緩いので、指の動く余地が有りすぎです。

休校はまだまだ休みは始まったばかり。
毎日が大変なじーさんです。

2020/03/02

Linux Mint 有線LAN(Ethernet)が切れてしまう

古いVAIOにLinux を入れて数日前から試験的に使っているのですが、昨日になって、サスペンドから復帰した時に有線LANが切れていることに気が付きました。
思い返してみると、これまではいろいろな設定の繰り返しでサスペンドした事がありませんでした。
いろいろ検証してみるとサスペンド1回目では切れず、2回めになると切れるという不思議な状況なのです。
WiFi は何をどうしても切れてしまうことが無いと言うのも不思議です。

接続中


ケーブルが接続されていないとのメッセージが出る

厄介な事に一旦こうなると再起動しない限り繋がらないのです。サスペンドしなければ問題ないので、また仕事には全く関係ないので、実際に困るような事も無いのですが、何とも気持ちが悪いです。

ネット上で調べてみると、同じような症例はかなりあるらしいのですが、完璧な解決法は見つかりませんでした。
これからのバージョンアップで解決して行くとは思いますが、まぁ、切れたらWiFiで使い続けるか、再起動するかで困らないといえば困らないのです。




2020/03/01

Windows7 ディスクの縮小が出来ない

自分の頂き物のWindows機は問題なくLinux を導入できましたが、友人の所に遊んでいる同じWindowsパソコンもLinux にしろと、勧めたところ、本人もその気になり昨日より作業を開始。
まずは、Windowsで使っているディスク領域を縮小してLinuxの入る余地を作らなければなりません。

自分の場合はこの作業も何の問題もなく完了することが出来ましたが、友人のこのWindows マシンではこれがなかなか出来ません。
昨日からずっとLineで連絡とりながらこれに取り組んでいるのですが、未だに解決できていません。
ネット上での情報もいろいろ集めて、やってみたけど、尽く駄目。

症状はデフラグかけて、ディスクの縮小をやろうとしても、縮小できる領域が0となってしまい、これが何をしても解決しません。
勿論、実際には未使用の部分はかなりあるので、開放できる筈なのですが.....
流石にいささかうんざり。

いっそのこと、Windows7 とのデュアルブートは諦めて、Linux 一本にすれば簡単に形がつくのですが......


2020/02/28

10年程前のVAIOにLinux Mint を入れてみた

Linux Mint 19.3 デスクトップ画面
昨年春に友人宅の玄関に転がっていたパソコンを見つけ、どうするのかと聞いてみたところ、必要なくなったあので処分するとの事だったのでこれを貰ってきました。

玄関の外に置いてあったので、雨もかぶっている可能性もあり、壊れている事も予想しましたが、電源を入れたところ幸運なことに起動しました。

自分はMacを使っているのであまりWindows機の必要性は無いのですが、唯一つ、使いたかったのが「カシミール3D」というWindows専用のアプリでした。

実際にはこれまでもMacでWineを使ってカシミールを動かしていたのですが、やはり本来のスピードは出ていない筈です。
この頂き物のパソコンはSONYのVAIOの10年ほど前のデスクトップタイプでOSはWindows7と、かなり古いもの。

元の持ち主が処分する際に中は空っぽ状態にしてあり、その為に使えるソフトはOfficeさえ入っていない状態。
早速「カシミール3D」をインストゥールしてこれまで使ってきましたが、スピードに関してはMacbook Proと殆どスピードの差は感じられませんでした。

それでもMacbook Proに比べれば遥かに大きな画面のお陰で、街道歩きのコースデータや、歩きながら記録をとったGPSデータの取り込みなどに利用して、便利に使っていました。

表計算ソフト Office calc
ワープロソフト office writer




そうこうしているうちにWindows7のサポート打ち切り。
自分の場合はあまり関係ないかな?と思いましたが、ネット情報ではこのサポートの終わったWindows7のパソコンに10を導入したところでそれ程快適に使えるものではないと、動作が軽いことで知られるLinux に乗り換える人が多い事を知りました。

自分もLinux には以前から興味があったので、やっては見たかったのですが、問題はLinux版の「カシミール3D」は存在していない事でした。

となると、完全に乗り換えるには覚悟が必要。

そこで、まずは試しにUSBメモリにLinux を入れて、どのような物なのか試してみることにしました。
一番にやる事はLinuxの起動用ディスクイメージファイルをダウンロードすることです。

いろいろ調べてみるとLinux にもいろいろな種類があり、どうやらこの種類は「ディストリビューション」というようです。
この中から自分が選んだのはかなり評価の高い「Linux Mint」でした。

現在の最新バージョンは 19.3 。この 19.3 は2023年までサポートされるようです。更にこの中に3種類ほどのエディションがあり、またこのそれぞれに32bit版と64bit版がありました。
何がなんだかわからなくなりますが、どうやら自分の環境では「cinnamon の64bit版」で良いようです。

ようやく決まったところで「Linux Mint 19.3  cinnamon の64bit版」のisoファイルをダウンロードしました。
このisoファイルをUSBメモリに入れてこれを起動ディスクにするにはまたまた専用のソフトが必要で、これは「YUMI-2.0.6.9.exe」というソフトをダウンロードしました。
これを起動させて、先程ダウンロードしたisoファイルをディスクに書き込み、これで起動できるUSBメモリが出来ました。

VAIOをシャットダウンし、改めてF2キーを押しながら起動すると起動ディスクの選択が出来るようになっているので、ここでUSBメモリのLinux Mint を選択すると、何の問題もなくLinux が起ち上がりました。

画像編集ソフト GIMP。 Mac版のGIMPよりかなり速い。

暫くは様子見にいろいろと動かしてみましたが、なかなか良いようです。しかし、自分のやり方では何処か間違っていたのか、日本語変換が導入できません。
もしかしたら、ハードディスクに入れてやらなければ駄目なのかも?

そこで、正式にインストゥールすることにしました。その為にはハードディスクに新しいパーティションを作る必要があるようです。
そこで、ハードディスクの中のWindowsの領域を縮小して空き領域を作ります。しかし、Linux を動かすのには一体どれほどの領域があればいいのか、皆目見当がつきません。
これもネットで調べてみたところ、取りあえずは100GBもあれば良さそうです。
気をつけなければならないのは、この領域は後で増やすことは出来ないようですから、あまり少ないのも問題かも?これは後で分かったことで、そんな事ならもう少し多くしておけば良かったと、少々の反省。

先ほどと同じようにUSBメモリから起動するとデスクトップにLinux Mint のインストゥールのアイコンがありました。
これをクリックするとインストゥールが始まり、呆気ない程簡単にインストゥール完了です。
ここでF2キーを押しながら起動するとLinux と Windows の選択画面が出てくるので、Linux を選択すれば、無事デスクトップ画面が表示され、万々歳!!

ドローグラフィックソフト inkscape

このLinux Mint はその安定性で評価が高いようで、これまで1度もフリーズしたことはありません
評判の軽さ、もWindows7とは違い、かなりサクサクと動いてくれます。

その後、日本語入力のインプットメソッドやグラフィック関連の「inkscape」や「GIMP」、メーラーは「Thunderbird」、また Dropboxなども入れ、かなり使える環境になってきました。
事務関連では「Libre Office」が入っていて、MicrosoftのOffice と同じような、表計算、ワープロ、データベース、プレゼンアプリ、などが揃っていました。
特別なアプリケーションを使う事がないようなら、殆どLinux で間に合いそうです。

YOUTUBEの動画も問題なく見ることが出来ますが、動画編集ソフトはそれほど良いものは無いようでした。

コマンド入力画面

暫くはLinux に嵌りそうです。
Ms-Dos 以来のコマンドラインからの操作も懐かしく、また楽しいものでした。




2020/02/12

45年前の電卓 Pnac M-1


今から44年前の1976年春、同級の友人の結婚式の引き出物として貰ったナショナルの電卓です。
特別なキーは無く、ルートキーとメモリキーがM+とM-の二つ。
今の時代なら電卓が引き出物などとは考えられませんが、当時の販売価格は9980円だったようで、まだまだ高価なものだったようです。
液晶ではなく、青色の蛍光管を使ったもので単三電池2本で動いていました。
販売は1975年となっていますから既に45年を経過していますが、なんと未だに現役で動いているのですから、この当時の製品は随分と耐久性もあったようです。
その後購入し他液晶表示の電卓は故障して、既に何台もゴミと化していますが、これだけは長寿で元気なもの。
自分より長生きするかも?

2020/01/10

頂き物のディスプレイ

HPの20inchディスプレイ


説明を追加

昨年暮れ、友人から10年程前の中古の液晶ディスプレイを貰いました。HPの製品で20inchサイズの画面です。解像度は1600px x 900px と画素数は今のディスプレイに較べれば少ないです。

現在使っているのはMacbook Pro で、買った当初は27inch程度の外部ディスプレイを繋げて使う予定でした。13inchのディスプレイではとてもFinal cut Pro Xなど使えないと思っていましたが、Macbook Proのラティナディスプレイの精細さのお陰で何とかこれまで動画編集は出来てきました。

しかし、快適な操作環境と言う訳でも無く、必要なパレットだけを表示するように作業工程によって画面表示は切り換えて使って来ました。
Macbook 以前に使っていたiMac27inchに較べればその面積は4分の一程度のディスプレイなのですから、快適な環境である訳はありません。

それに家の中であちらこちらに持って行って使う為に、何時水を零したりして壊れるのかもわかりません。
実際既に2回程Apple に修理に出しています。
まだApple Care が生きているので修理代もそれ程は掛からずに済んでいますが、これから同じような事が起きる事を考えると、普段は外部ディスプレイに繋げて、キーボードも繋げ、所謂クラムシェルモードで使った方が怪我も無さそうです。
そんな事があってからのディスプレイだったので渡りに船でした。
解像度が横方向で1600px というスペックが何ともお粗末ではありますが、貰い物なのだから贅沢は言えません。
しかし、このディスプレイに繋げる方法はVGA かDVI しかありませんでした。
Macbook Proへの接続はThunderbolt (Type-C)しかありませんから、Type-C → VGA に変換する必要があります。
どうせ買うのなら、いろいろなコネクタを持つ Type-C 変換アダプタを買った方が良いでしょう。
この手のアダプタはかなりの種類が市販されていて選ぶのに迷います。


USB Type C 変換 アダプタ

結局購入したのは
USB C ハブ Tiniou 10 in 1 USB Type C 変換 アダプタ


4K HDMI出力ポート
1080P VGAコンバーターポート
3×USB3.0ポート5Gbps高速伝送
87W PD充電ポート
3.5mmオーディオポート
TF/SDカードリーダー
1000Mbps LANポート
10通りの出力が出来る変換アダプタでした。

Macbook Proの購入時に同じような変換アダプタは購入してこれまでも使って来ましたが、これにはVGA出力はありませんでした。
こうしたものもそれ程高額なものでは無く5,000円もしないのですから、パソコンの周辺機器も随分と安くなったものです。amazono での購入で、ポイントも少しあったのでこれで一部補填しました。
届いた変換アダプタは思っていた以上にしっかりした作りでこれまで使って来た物より高級感もありました。


現在の使用状況

早速頂き物のディスプレイを繋げて見た所、問題なし。
ただ、画質に関しては画像処理に使えるような品質では無く、白飛びが酷いです。これは古いだけに経年劣化なのか。
調べてみた所2009年の製品のようですから、既に10年が経過しています。それに価格も調べてみると、当時8,000円程で発売されていたようですから、かなりの廉価製品だったようです。


画像そのものの表示には向かないようですが、動画編集や画像処理には各種のパラメータを変える沢山のパレットがあります。
小さな画面ではパレット類が邪魔になり、始終この邪魔になるパレットをあっちにどかしたり、こっちにどかしたりの繰り返しになってしまいます。こうしたパレットなら色が少しくらいどうこうと言う事もありませんから、このパレット専用のディスプレイにして、画像の確認はMacbook Pro の綺麗なディスプレイを使えば問題なく使えそうです。

ただ、ディスプレイの高さが違うので、マウスポインタの移動する時に少し違和感を感じます。Macbook Pro の画面を持ち上げてやれば少しはこの違和感も薄らぐのかもしれません。

今は大きなディスプレイを買う余裕もありません。暫くはこの環境でやっていくしか無さそうです。